【J1採点&寸評】柏1-1広島|無得点のオルンガも「6」。平均点が多いなかで高評価したのは…

【J1採点&寸評】柏1-1広島|無得点のオルンガも「6」。平均点が多いなかで高評価したのは…

2020.9.20 ・ Jリーグ

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[J1リーグ17節]柏 1-1 広島/9月19日/三協F柏

 

【チーム採点・寸評】

柏 6

守備時にはオルンガを最前線に残した5-4-1にシフトし、攻撃時には4-3-1-2や4-4-2にもなる時間帯があった可変システムで挑む。完璧に崩された失点には課題が残るが、多くのチャンスを作り、同点に追いついたことは評価に値する。


【柏|採点・寸評】

GK

17 キム・スンギュ 6

失点シーンでは至近距離のヘディング弾を防げなかったものの、77分にはL・ペレイラのシュートをビッグセーブで弾き出した。


DF

MAN OF THE MATCH

13 北爪健吾 7

5分、巧みなタッチで相手をかわし、強烈なシュートを打った。積極性を維持し続け、前半終了間際には裏へ抜け出し、正確なトラップからコントロールショットを決める。江坂&オルンガへのマークがかなり厳しかったなか、2列目からの飛び出した判断と冷静なフィニッシュを評価し、勝点獲得に貢献したことも加味してMOMに選んだ。


50 山下達也 5.5(89分OUT)

D・ヴィエイラと激しくマッチアップ。競り勝ったシーンもあったものの、起点を作らせてしまった場面のほうが目についた。

 4 古賀太陽 5.5

失点シーンではD・ヴィエイラに背後を取られたのがまずかった。後ろから走り込まれる形で競り負けた。もっとも、この試合でも攻撃面のビルドアップは良かった。


20 三丸 拡 6

左サイドを駆け上がって多くのクロスを上げた。85分にはCKのキッカーとして、呉屋の決定機も演出している。

 

MF

27 三原雅俊 6(80分OUT)

攻撃が詰まった際の逃げ道としてパスコースを作り続け、そこから的確な配球で攻撃時のビルドアップに貢献していた。


7 大谷秀和 6

前半終了間際には、しっかり周りを見てターンしてオルンガに縦パスを送り、そこからゴールにつながった。攻撃の組み立ては素晴らしかった。


28 戸嶋祥郎 6

右ウイングバックにとどまらず、状況に応じて右サイドハーフ、右インサイドハーフの位置に動き回った可変システムのキーマン。チャンスに絡んだオフ・ザ・ボールの動きは光ったが、その後のトラップやシュートの精度不足がもったいない。MF

10 江坂 任 6

前半終了間際には、浮き球のスルーパスで北爪のゴールをアシスト。思わずため息が漏れるような美しいパスだった。もっとも、良かった試合と比べると、厳しいマークに遭って苦戦したり、パスがズレるシーンもあったため、平均点止まりに。


FW

19 呉屋大翔 6(86分OUT)

54分にはドリブル突破からフィニッシュまで持ち込むも、相手DFにギリギリでクリアされ決め切れず。84分、CKからのヘッドもバーを直撃。パフォーマンス自体は悪くなかったが、やはり結果が欲しい。


14 オルンガ 6

2分のボレーは相手GKの好守に防がれた。無得点でも、前半終了間際に同点弾につながったシーンのポストプレーのように、最前線で身体を張っていたのは効いていた。交代出場

MF

8 ヒシャルジソン ―(80分IN)

中盤からの持ち運びを見せたものの、判断の遅れでチャンスにつなげられなかった。


MF

33 仲間隼斗 ―(86分IN)

87分には巧みな動き出しで江坂のパスに反応したが、コントロールミスでチャンスをフイにした。


DF

2 鎌田次郎 ―(89分IN)

山下のアクシデントで緊急出場。後半アディショナルタイムには鋭い縦パスをオルンガに送り、そこから決定機が生まれた。


監督

ネルシーニョ 6

立ち上がりの可変システムはあまり効いていない印象だったが、前半の給水タイムを経て、戸嶋の位置を修正して以降は主導権を握る。オルンガと江坂へのマークが厳しくても、DFの選手がゴールを奪ったのは、指揮官のチーム作りの賜物だろう。【チーム採点・寸評】

広島 6

コンビネーションによる崩しで見事に先制点を奪ったが、前半終了間際には2列目から飛び出してきた北爪を誰も捕まえられずに失点。ハードな守備をしていたがピンチもあり、ポゼッションできなくてもカウンターでチャンスを作った。良い面も悪い面も両方出たゲームだった。


【広島|採点・寸評】

GK

1 林 卓人 6

40分には佐々木との連係ミスでピンチを招き、前半終了間際には失点。ただ、2分のオルンガのボレーや、試合終了間際の戸嶋のシュートなど、ミスや失点よりもチームを救ったセーブのほうが目立った。


DF

2 野上結貴 6.5

守備時の危機察知能力はさすがのひと言。試合終了間際には、荒木がチャレンジしたカバーに入ってシューターの戸嶋に圧力を与え、オルンガに渡ったセカンドボールでも身体を張ってシュートブロックした。


23 荒木隼人 6.5

確かに失点シーンではオルンガに起点を作らせてしまったが、抜群の身体能力を誇るアフリカ人FWを相手に潰しに行くのは、ターンで交わされるリスクがある。むしろ闇雲にフィジカル勝負に持ち込まず、クレバーに対応して怪物FWを抑えた時間のほうが長かった。実際、城福監督も「よく耐えていた」と称賛していて、40分にはGKのカバーに入ってオルンガのシュートをかき出した場面もある。大いに評価できるパフォーマンスだった。


19 佐々木翔 5.5

54分には1対1で呉屋に突破を許す。失点シーンは数的不利なのでさすがにひとりで防ぐのは難しいが、良い守備があっても要所でのミスのほうが目についた。MF

6 青山敏弘 6

9分には浅野へ縦パスを送り、その流れから先制点が生まれた。しかし、守備の時間が長くなると、中盤で相手に走らされてしまった印象のほうが強い。

 

8 川辺 駿 6

豊富な運動量で最終ラインをサポートし、攻撃の組み立てでもきっちり役割を果たした。ただ、この日は、効果的な2列目からの飛び出しが影を潜めた。


25 茶島雄介 5.5(80分OUT)

相手のキーマンである江坂が左サイドに流れた影響で、守備に追われる時間が長かった。よく走ったが、攻撃で持ち味を発揮し切れなかった。


18 柏 好文 7(61分OUT)

9分には左サイドからクロスを上げ、D・ヴィエイラの先制点をアシスト。53分には、今度は自陣ゴール前で呉屋のシュートをスーパークリアした。MF

10 森島 司 5(53分OUT)

オフ・ザ・ボールの動きでも、ボールを持ってからも、ダイナミズムに欠いた。存在感が薄く、早期の途中交代となったのも頷ける。


29 浅野雄也 6(61分OUT)

シャドーで縦横無尽に動き回り、相手の守備陣をかき回した。9分にはアシスト者の柏へスルーパスを送り、先制点に絡んだ。

 

FW

9 ドウグラス・ヴィエイラ 7(80分OUT)

最前線で身体を張り、ロングボールを収めたのは大きかった。おかげで攻撃の時間を長くできた。さらに、9分にはクロスにヘディングで合わせて先制弾も決めている。

 交代出場

FW

39 レアンドロ・ペレイラ 5.5(53分IN)

77分には東のクロスに頭で合わせて際どいシュートを放つ。しかし、これは相手GKの好守に防がれた。


MF

24 東 俊希 5.5(61分IN)

得点にはつながらなくとも、77分にL・ペレイラの決定機を演出したクロスは見事だった。85分のチャンスはL・ペレイラと呼吸が合わず。

 

MF

44 ハイネル 5.5(61分IN)

後半アディショナルタイムには、ダイナミックに左サイドを突破。しかし、その後のラストパスが雑だった。


MF

14 エゼキエウ ―(80分IN)

ドリブルで高い技術を披露したが、時間が短かった影響もあり、決定機には絡めなかった。


MF

26 土肥航大 ―(80分IN)

柔らかいタッチで高度なテクニックを見せたものの、敵の守備を崩すほどのプレーはできなかった。


監督

城福 浩 6

D・ヴィエイラを先発起用し、L・ペレイラを途中出場で使った采配は、前者が先制点を決め、後者が77分に絶好機を得たことを考えると、効果的だった。ただし前半終了間際の失点は、ゲーム運びの点で反省材料だろう。


※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。

※採点は10点満点で「6」を平均点とし、「0.5」刻みで評価。

※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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