“魔術師”チアゴをリバプールは本当に欲している? 現地報道から読み解く合意の可能性は――

“魔術師”チアゴをリバプールは本当に欲している? 現地報道から読み解く合意の可能性は――

2020.7.7 ・ 海外サッカー

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 破竹の勢いで勝利を積み重ね、史上最速でプレミアリーグ制覇を成し遂げたリバプール。連覇が懸かる来シーズンに向け、今夏の移籍市場で獲得を噂されているのが、バイエルン・ミュンヘンのチアゴ・アルカンタラだ。


 ドイツ紙『Bild』によれば、バイエルンと21年6月までの契約を結んでいる29歳は、今がトップクラブで新たな挑戦をするラストチャンスと考えており、プレミア王者からの交渉を前向きに捉えているという。


 そんなスペイン代表MFと契約する可能性は、一体どれほどあるのか? 現地では、意見が二分している印象だ。


 まず、チアゴ獲得を否定的に見ている英国メディアが指摘するのは、資金面の問題だ。チアゴの移籍金は3000万ポンド(約42億円)と見られ、さらに週給は20万ポンド(約2800万円)と考えられている。


 これだけの大金を、ティモ・ヴェルナー(RBライプツィヒ→チェルシー)の獲得を金銭的理由で断念したクラブが払うとは考えにくい。新型コロナウイルスの影響による強化費縮小を考慮すれば、なおさらである。

 一方で、肯定的な意見を挙げる識者たちは、チアゴがリバプールの戦力を格段に上げると指摘する。英『Four Four Two』のマット・ラドソン記者は、自身のコラムで次のように綴っている。


「リバプールは、クロップ自らが指摘する通り、これからさらに進化しなければいけない。その問題を解決するうえで、チアゴは理に適った戦力になり得る。彼は確実にヴァイナルダムよりも決定機を生み出すからだ。


 今シーズン、ヴァイナルダムはアシストが『5』なのに対して、チアゴは『14』だ。得点数で見ても、過去3シーズンで前者は『12』だが、後者は『13』と上回っている。つまりチャンスの生産性が確実に上がるということだ」


 バルセロナとバイエルンで、あのジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けた“魔術師”は、現在のリバプールの中盤にはいない創造性に溢れる司令塔タイプであり、間違いなく違いを生み出せる選手だ。故障が多いのが玉に瑕だが、経験豊富も豊富で、ポジティブな要素が多分にある。


 しかし、『Liverpool Echo』をはじめとする地元メディアの情報なども踏まえて総合的に判断すれば、現時点で「リバプールのチアゴ」が誕生する可能性は、50パーセントにはやや及ばない、45パーセント程度といえそうだ。


構成●サッカーダイジェストWeb編集部

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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