「小さなことで彼を止められたらって…」リバプール不動の左SBがメッシへの“蛮行”を懺悔

「小さなことで彼を止められたらって…」リバプール不動の左SBがメッシへの“蛮行”を懺悔

2020.2.26 ・ 海外サッカー

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 サッカー史に残るドラマチックな逆転劇だった。


 昨年5月7日にアンフィールドで行なわれたチャンピオンズ・リーグ準決勝の第2レグ、敵地カンプ・ノウでの第1レグでバルセロナに0-3と敗れ、大きなビハインドを背負ったリバプールが本拠地で4-0と逆転した、あの一戦である。


 この劇的勝利で勢いに乗ったリバプールが、決勝でトッテナム・ホットスパーを破って、14年ぶりの欧州制覇を成し遂げたのは周知の通りだ。


“アンフィールドの奇跡”とも呼ばれるこの逆転劇の最中にやらかしてしまった自らの“蛮行”を悔いるリバプール戦士がいる。アンディ・ロバートソンだ。


 25歳のスコットランド代表SBが恥じたのは、試合開始直後の振る舞いである。相手エースのリオネル・メッシの突破をファビーニョが阻止。足がもつれ、ピッチに倒れ込んだバルサの10番が、「ファウルじゃないか?」と座り込んでアピールした、その時だった。脇を通り過ぎようとしたロバートソンが、後頭部を両手で叩いたのだ。

 中継映像で何度もリプレーが流れ、「退場に値する行ないだったのではないか?」と小さくない物議を醸したシーンを、ロバートソンは悔いているのだ。英紙『Daily Mail』のインタビューで、「過去のことはすべて自分の経験だから、後悔はしないようにしている。ただ、メッシにやってしまったことだけは、悔いているよ」と漏らした。


「あのシーンを見るのは好きじゃない。後で見返した時に、自分にとても落胆したよ。史上最高の選手にあれはすべきことじゃないし、なんてことをしたんだと思った。メッシとバルセロナにはリスペクトしかないけど、あの時、僕たちは0-3で負けていて、奇跡や特別な何かが必要だったんだ。だから、小さなことで世界最高の選手を止められたら……ってね。後悔しているよ」


 さらに「あれは人としての僕ではないし、そういう性分でもない。あの夜は本当に覚えていないことが多く起きたんだ」と語り、こう続けた。


「あの瞬間に思考的な過程はないよ。僕らは試合に向かい、ファンたちは大声で叫び、それに夢中になっていた。僕らも人間だ。シーズン前からどうしてもビッグイヤーを取り戻したかったしね。試合前のロッカールームは最高に騒がしかった(鼓舞する声が飛び交っていた?)し、僕ら全員に集中と決意があったはずだ。とはいえ、自分はやりすぎてしまったと思っている」


 大きな物議を醸した振る舞いを謝罪したロバートソン。その声はメッシの耳に届くのだろうか。


構成●サッカーダイジェストWeb編集部

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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