「正直言って恐い…」「俺たちは逆らえない」“地球最後のリーグ”ベラルーシで戦う選手たちが複雑な心境を激白!

「正直言って恐い…」「俺たちは逆らえない」“地球最後のリーグ”ベラルーシで戦う選手たちが複雑な心境を激白!

2020.4.6 ・ 海外サッカー

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 コロナ禍で、世界中のフットボールリーグが中断もしくはシーズンの打ち切りを余儀なくされているなか、未だに活動を続けているのがベラルーシの“プレミアリーグ”だ。


 Jリーグと同様に“春秋制”のため、3月19日に新シーズンがスタートし、欧州で新型コロナウイルスによる感染が深刻化するなかで、通常開催で進行。現地時間4月4日にも、シャフタール対ネマンの一戦が行なわれた。英公共放送『BBC』によれば、サッカーに飢えたファンのなかでは、密かな人気を博しているという。


 もちろんベラルーシに感染被害が全くないわけではない。現地4月3日時点で感染者数は351人と増加傾向になり、4人の死者が確認されている。しかし、同国のサッカー連盟のセルゲイ・ザルデスキ会長は、「我々は状況を毎日のように見直しているし、医療システムを完全に信頼している」と強気だ。米メディア『ESPN』でこう答えている。


「リーグ戦を中止にする理由がない。たしかに一部の国の状況がとても深刻であることは理解している。だが、我々は政府にも掛け合ったうえで当面の間はサッカーができると言われている」


 では、当の選手たちは何を思っているのだろうか? FCミンスクでプレーするモンテネグロ人FWオグニェン・ロロビッチは、英紙『Daily Mail』の取材に「俺たちだけがプレーしているのは正気ではないとは思う」と複雑な心境を吐露している。

 

「ここでは(新型コロナウイルスが)一大事ではなく、恐れるべきではないという考えがあって、それがすべての行動に繋がっている。ここにはこの状況を恐れるのは男じゃないといった奇妙なメンタリティーがある。契約があるから、『トレーニングや試合をしない!』とは言えない。


 もしも、選手間で投票できるなら、僕らの90パーセントは『トレーニングや試合をストップすべきだ』と答えると思うよ。それに僕は時々、『あぁイエス様』と思う時がある。これだけウイルスが至る所に蔓延している中で、危険に晒されているからね。冷静になってみると狂気すら感じる。正直言って恐いんだ」


 さらにネマンでプレーしているロシア人DFのアンドレイ・ヴァシレフは、厳しい言葉でリーグ上層部へ訴えかけた。


「多くの人々が死んでいるという状況下でリーグをやることは本当に恐ろしく思う。でも、俺たちは逆らえない。これは個人的な意見だが、世界のありとあらゆるスポーツイベントが止まっている今は、リーグをやる意味をもう3回は考え直すべきだ」


 今や“地球最後のリーグ”と揶揄する声もあるベラルーシ・リーグは、このまま綱渡り状態でシーズンを続けるのか――。もし選手やスタッフ、観客から陽性反応や重症者が出た場合、非難は避けられそうにないが……。


構成●サッカーダイジェストWeb編集部

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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