森保ジャパン再起動、強豪ウルグアイと引き分け。西村拓真が同点弾

24日、キリンチャレンジカップが東京・国立競技場で行われ、日本代表がウルグアイ代表と対戦。FIFA ワールドカップ カタール 2022以降、初となる試合は、途中出場の西村拓真のゴールにより、1対1の引き分けに終わった。
第二次・森保ジャパンの初陣となる一戦。相手は南米の強豪ウルグアイ。
注目のスタメンは、GKシュミット・ダニエル、最終ラインは右から菅原由勢、板倉滉、瀬古歩夢、伊藤洋輝。ダブルボランチにキャプテンマークを巻いた遠藤航と守田英正。右に堂安律、左に三笘薫。トップ下に鎌田大地、ワントップに浅野拓磨が入る、4-2-3-1でスタートした。
61,855人が詰めかけた試合。大観衆の中、まずは三笘が魅せる。前半3分、左サイドから長い距離をドリブルで持ち上がると、中央へ切れ込みシュート。惜しくもジャストミートはしなかったが、詰めかけたサポーターの期待に応えるプレーで会場を沸かせた。
前半11分には、伊藤のスルーパスを受けた浅野が、GKの位置を見てシュート。GKに防がれたが、抜け目ないプレーでシュートに持ち込んだ場面だった。
前半21分には、菅原のグラウンダーのクロスに浅野が抜け出し、右足でシュートを打つが、わずかにゴールの右。ワントップに入った浅野が積極的なプレーを見せ、立て続けにゴールに迫る。
日本が優勢に進める中、先制したのはウルグアイだった。前半38分、右からのクロスの跳ね返りを、レアル・マドリーでプレーするバルベルデがダイレクトシュート。クロスバーに当たった跳ね返りを、自ら押し込み、南米の雄が先手をとった。
日本のチャンスは、後半9分。三笘が自陣からドリブルで持ち上がり、浅野へスルーパス。シュートを打とうしたが、相手の寄せに阻まれてしまった。
1点が遠い日本、ベンチが動く。後半16分、堂安、浅野に替えて、伊東純也、上田綺世を送り込む。
すると後半20分、伊東と上田のコンビネーションから、ペナルティエリアで伊東が倒され、PKを獲得。しかし、VARによってファウルは取り消され、同点のチャンスは潰えてしまう。
後半29分、鎌田、守田に替えて、西村拓真と田中碧が入る。その直後、西村が大仕事をやってのける。右サイドでボールを受けた伊東のクロスに反応した西村が中央へ走り込み、左足で合わせてゴール。日本が同点に追いついた。
後半40分、日本はピンチを迎える。ペナルティエリア内で、トーレスが左足の強烈シュートを放つ。あわやの場面だったが、クロスバーを直撃し、事なきを得た。
日本は後半44分、三笘、菅原に替えて、中村敬斗、橋岡大樹を投入。勝ち越しを狙いに行くが、次のゴールは生まれず。1対1で試合を終えた。
日本代表の次戦、コロンビア戦は28日(火)、19時20分キックオフ。試合は日本テレビ系列で全国生中継される。