三苫のゴールで先制するもコロンビアに1-2逆転負け、第二次森保体制初勝利はお預けに

28日、キリンチャレンジカップが大阪のヨドコウ桜スタジアム行われ、日本代表がコロンビア代表と対戦。日本は開始早々の三笘薫のゴールで先制したが、コロンビアに2点を奪われて逆転負け。第二次森保体制下、初勝利はお預けとなった。
中3日で試合を行う日本。ウルグアイ戦に続き、スタメンのGKはシュミット・ダニエル。最終ラインは右から菅原由勢、キャプテンマークを巻いた板倉滉、伊藤洋輝、バングーナガンデ佳史扶。ダブルボランチに守田英正と鎌田大地。右に伊東純也、左に三笘薫、トップ下に西村拓真。ワントップに町野修斗が入る、4-2-3-1でスタートした。
日本は開始直後の3分、三笘が個の力を見せつけ、早々に先制する。右サイドに開いた守田がファーサイドにクロスボールを上げると、三笘が走り込み、打点の高いヘディングシュートを放つ。
これがゴール左に吸い込まれ、日本が早い時間にリードを奪った。その後も日本は前線の町野、西村が積極的にプレスをかけ、守田、鎌田のダブルボランチも積極的にボール奪取を狙い、コロンビアの攻撃に圧力をかける。
互いに主導権の握り合いを繰り広げる中、コロンビアが同点に追いつく。
前半33分、左サイドをマチャドがドリブルで持ち上がると、中央へグラウンダーのクロスを送る。これをコロンビアのニュースターの呼び声高いデュランが左足で合わせ、ゴール左隅に流し込んだ。
日本のチャンスは前半40分。伊東が中央へグラウンダーのパスを送り、フリーの西村が左足を振り抜く。シュートはゴール右に外れたが、久しぶりに良い形を作ることができた場面だった。
日本は後半開始から、町野、鎌田に替えて、上田綺世、遠藤航を投入。後半9分には先制ゴールの三笘に替えて、堂安律がピッチに入った。
日本は上田、堂安のコンビでチャンスを作ると、後半14分にバングーナガンデ、西村に替えて瀬古歩夢、久保建英を送り込む。
前線の顔ぶれを変えて攻勢に出たい日本だが、隙を突かれて失点を喫してしまう。後半16分、左サイドを崩されると、アリアスのシュートはGKシュミットが体を張ってストップしたが、跳ね返りをボレにオーバーヘッドで決められ、コロンビアが逆転に成功した。
日本の決定機は後半21分。伊東、守田のコンビネーションで左サイドを崩すと、守田のクロスに反応した上田が打点の高いヘディングシュートを見舞う。
ドンピシャのタイミングでボールを捉えたが、GKバルガスが左手一本でセーブ。ビッグチャンスだったが、相手守護神のファインセーブに阻まれ、得点にはならなかった。
コロンビアは後半27分、代表歴代最多得点のレジェンド、37歳のファルカオを投入。日本は後半33分、守田に替えて浅野拓磨を投入し、攻撃的なメンバーでゴールを狙いに行くが、試合巧者のコロンビア守備陣を破ることはできず。スコアは1対2のまま、試合終了となった。