なでしこ、主導権を握りながら中国にスコアレスドロー。E-1連覇は達成
26日、EAFF E-1 サッカー選手権 2022の最終節が、茨城県のカシマサッカースタジアムで行われ、なでしこジャパンが中国女子代表と対戦。終始、なでしこが押し込む展開ながら、ゴールを奪うことはできず。スコアレスドローに終わったが、大会連覇を果たした。
2試合を終え、勝ち点6でグループ1位のなでしこと、グループ2位の中国との対戦。
引き分けでも優勝が決まるなでしこのスタメンは、GK山下杏也加、最終ラインは右からキャプテンマークを巻いた清水梨紗、宝田沙織、高橋はな、宮川麻都。ダブルボランチに林穂之香と長野風花。右に千葉玲海菜、左に宮澤ひなた。2トップに井上綾香と植木理子が入る、4-4-2でスタートした。
立ち上がりから、ボールを保持して攻勢に出たのがホームのなでしこジャパン。
前半11分には、千葉がドリブルでチャンスを作り、宮澤がシュートを打つが、わずかにゴールの右。サイドに入った千葉が積極的なプレーを見せ、なでしこの攻撃を牽引する。
前半21分には、宮澤とのコンビネーションから長野がシュートを打つも、ゴールの枠をとらえることはできなかった。
前半31分には、宮澤のクロスに宝田が頭で合わせたが、シュートは惜しくもゴールの上。前半33分には井上のシュートをGKが弾き、宮澤が押し込みにかかるが、直前でDFにクリアされてしまう。
なでしこにピンチが訪れたのは、前半44分。中国のキャプテン王珊珊にあわやの場面を作られるが、GK山下が素早いセーブでゴールを死守した。
中国は後半からチャンスメイカーの張琳艶を投入し、反撃にかかる。対するなでしこも攻撃のギアを上げる。
前半6分、植木がペナルティエリアの外から左足を振り抜くが、クロスバー直撃。後半14分には、千葉がペナルティエリアでダイレクトボレーを打つも、ジャストミートせず。決定機を作るが、あと一歩が遠い。
後半20分には、井上に替えて成宮唯を投入。千葉を前線に上げ、成宮が右サイドに入った。後半31分には、途中出場の成宮がペナルティエリアで右足を振り抜くが、シュートはわずかにゴールの左に外れた。
後半35分には、千葉に替えて清家貴子を投入。後半アディショナルタイムには、植木に替えて菅澤優衣香が入る。
交代選手の多い右サイドを起点に攻撃を仕掛けるが、最後までゴールを割ることができず。引き分け以上で優勝が決まる最終節をスコアレスドローで終えた。
この結果により、3試合を終えて勝ち点7を得たなでしこジャパンが優勝。大会連覇を達成した。