森保ジャパン、アメリカ代表に鎌田、三笘の2ゴールで快勝!W杯に向けて弾みつける
23日、キリンチャレンジカップの日本代表対アメリカ代表がドイツのデュッセルドルフで行われた。試合は前半25分、日本が鎌田大地のゴールで先制すると、終了間際に途中出場の三笘薫が個人技から鮮やかなゴールを奪い、2対0で快勝。W杯に向けて、弾みとなる勝利をあげた。
カタールW杯まであと2ヶ月。登録メンバーに向けたサバイバルも終盤に差し掛かり、注目が集まるスタメンはGK権田修一、最終ラインは右から酒井宏樹、吉田麻也、冨安健洋、中山雄太。ダブルボランチに遠藤航と守田英正。トップ下に鎌田大地、右に伊東純也、左に久保建英、ワントップに前田大然が入る、4-2-3-1でスタートした。
日本の最初のチャンスは前半13分、前田が相手の最終ラインにプレッシャーをかけてパスミスを誘うと、久保がインターセプトし、素早く鎌田へパスを送る。鎌田がGKと1対1でシュートを打つが、GKに防がれてしまった。
前半25分には、伊東のパスを受けた守田が、左サイドの鎌田にスルーパスを送る。鎌田は右足ダイレクトで合わせてゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。しかしVARによりゴールが認められ、日本が先制する。
その後も日本は、ワントップの前田を中心とした前線からのプレスが機能。高い位置でボールを奪い、相手ゴール前に進入する場面を作る。
日本は後半開始から前田、酒井、権田に替えて、町野修斗、伊藤洋輝、シュミット・ダニエルを送り込む。冨安が右、中山が左に入り、吉田と伊藤がセンターバックでコンビを組んだ。
後半に入っても、守備の強度が落ちない日本。後半20分には、久保のパスを受けた鎌田が左からカットインし、右足を振り抜く。これはGKの好セーブに遭い、2点目はならなかった。
後半23分には伊東、久保に替えて、堂安律、三笘薫を投入。両ウイングを交代し、2点目を狙いに行く。すると後半25分には、堂安と三笘の連携でフィニッシュに持ち込むなど、得点の予感が漂い始める。
後半31分には堂安、後半38分には鎌田がシュートを打つが、ゴールを破ることはできない。チャンスは作るが、2点目が遠い日本。後半41分には、鎌田に替えて原口元気を送り込む。
すると後半43分、左サイドでボールを持った三笘が得意のドリブルでゴールに向かうと、右足を一閃。鮮やかなシュートを突き刺し、試合を決定づける2点目を奪った。
最後までアメリカを寄せ付けなかった日本が、2対0で快勝。W杯に向けて期待を抱かせる内容で、欧州遠征初戦を勝利で終えた。
次戦は27日のエクアドル戦。日本時間20時55分キックオフの試合は、TBS系列で全国生中継される。
写真提供:getty images