ビーチサッカー日本代表がウクライナに連勝、インターコンチネンタルカップに弾みつける
2日、ビーチサッカー国際親善試合、日本代表対ウクライナ代表が兵庫県・明石市大蔵海岸公園で行われた。試合は日本が赤熊卓弥のハットトリックを含む、6ゴールをあげて完勝。3年ぶりとなる、日本での親善試合2連戦を連勝で終えた。
前日にもウクライナと対戦し、4対2で勝利を収めた日本。スタメンを大きく入れ替え、GK宜野座寛也、上里琢文、監督兼キャプテンの茂怜羅オズ、奥山正憲、伊藤龍之介でスタートした。
第1ピリオド2分、早速試合が動く。大黒柱・茂怜羅がウクライナ守備陣のミスを見逃さず、ボールを奪ってゴールに蹴り込み、早くも日本が先制する。
4分には、松尾那緒弥のパスを受けた赤熊が中央で押し込み、2点にリードを広げる。続く5分には、奥山が倒されてPKを獲得すると、これを自ら決めて3点目。開始5分で3点差をつける展開に。
しかしウクライナも黙ってはいない。8分、コーナキックからドゥムトラ・ボイテンコが左足でボレーを決めて、1点を返す。
日本は第2ピリオドから、GKを河合雄介にチェンジ。GK河合の正確なスローで攻撃を組み立てていく。
対するウクライナは第2ピリオド9分、左サイドからチャンスメイクし、ファーサイドでアンドリー・パシュコが詰めて2点目。1点差に詰め寄る。
その後もウクライナが攻勢に出るが、日本はGK河合を中心にゴールを守る。
3対2で迎えた第3ピリオド。ここでもエース赤熊が大仕事をやってのける。3分、上里が浮かしたボールを赤熊がバックヘッドで流し込み、ウクライナを突き放す4点目をあげる。
さらに9分、赤熊がGK河合のスローを胸で受けてボールを浮かすと、鮮やかオーバーヘッドを突き刺して5点目。赤熊はハットトリックを達成した。
しかしウクライナも意地を見せ、ドゥムトラ・ボイテンコが中央からオーバーヘッドを突き刺し、追い上げる。
GKをフィールドプレイヤーに替え、パワープレーを行うウクライナに対し、日本は上里が隙を突いて6点目を奪取。最後まで抜け目ない試合運びを見せた日本が、ウクライナに6対3で勝利した。
ビーチサッカー日本代表はこの試合を経て、10月25日から29日にドバイで行われる、インターコンチネンタルカップに挑む。