FIFA U-17女子ワールドカップ 初戦、リトルなでしこはタンザニアに4-0の完勝
日本時間12日、インドのゴアでU-17女子ワールドカップの初戦が行われ、U-17女子日本代表がU-17女子タンザニア代表と対戦。試合は途中出場の板村真央の活躍により、4対0で勝利。優勝を目指す“リトルなでしこ”が、初戦で勝ち点3を手にした。
7大会連続7回目の出場、2014年大会以来の優勝を目指す“リトルなでしこ”。
狩野倫久監督の選んだスタメンは、GK岩崎有波、最終ラインは右から吉岡心、古賀塔子、キャプテンマークを巻く中谷莉奈、大矢さくら。ダブルボランチに今野真帆、谷川萌々子。右に白垣うの、左に松永未夢。2トップに柴田瞳と辻澤亜唯が入る、4-4-2でスタートした。
立ち上がりから、日本がボールを支配する時間が続く。ゲームメイカーの谷川を起点に長短のパスをつなぐと、右の白垣、左の松永が積極的に攻め上がり、2トップの柴田、辻澤のフィニッシュへ持ち込む。
20分には、吉岡がキネガにアフタータックルを受け、VARによりレッドカード。日本が前半の早い時間帯で、11対10の数的優位で試合を進めることに。
そして前半33分、松永が左サイドをドリブルで突破すると、中央にグラウンダーのクロスを送る。これを白垣が左足で合わせてゴール右に流し込み、日本が先制する。
前半アディショナルタイムには、谷川がペナルティエリアの外から強烈なミドルシュート。これはゴールポストを直撃した。
日本は後半から、柴田、今野に替えて、樋渡百花、丸井優奈を投入。松永が2トップの一角、樋渡が左に入った。すると投入直後、松永と樋渡のコンビネーションからシュートに持ち込むなど、得点の可能性を漂わせる。
さらに両サイドバックの位置を入れ替え、攻撃に変化をつけようと試みるが、ゴールが遠い。後半20分には、独力でチャンスメイクしていた松永に替えて、板村真央を投入。
この交代が奏功し、後半22分に板村がドリブルで2人をかわし、右足でシュートを流し込んだ。
待望の2点目を奪った日本。後半30分には、板村の絶妙なスルーパスから辻澤がフリーでボールを受けると、ゴール右に沈めて3点目。試合を決定づける。
直後の後半31分、吉岡に替えて楠さやみを送り込み、後半35分には、辻澤に替えて高岡澪が入る。
すると後半36分、フリーキックを谷川が直接沈めて4対0。後半アディショナルタイムには、相手との接触で中谷が負傷退場し、岡村來佳が替わって入った。
大量リードを奪っても、最後までゴールを目指し続けたリトルなでしこ。4対0で勝利し、初戦を白星で飾った。
2戦目の相手はカナダ。15日(土)23時30分キックオフの試合は、J SPORTS2で生放送、J SPORTSオンデマンドで生配信。BSフジで録画放送される。
写真提供:getty images