リトルなでしこがカナダに4-0完勝、2連勝で早くも決勝T進出決定
日本時間15日、インドのゴアでU-17女子ワールドカップの2戦目が行われ、U-17女子日本代表がU-17女子カナダ代表と対戦。
試合は白垣うの、谷川萌々子の2試合連続ゴールを含む、4得点をあげた“リトルなでしこ”が、カナダに完勝。2連勝でグループステージ突破を決めた。
初戦のタンザニアに4対0で勝利した日本。中2日で迎えた2戦目、狩野倫久監督は初戦から4人を変更して臨んだ。
スタメンはGK鹿島彩莉、最終ラインは右から白垣うの、古賀塔子、キャプテンマークを巻いた中谷莉奈、大矢さくら。ダブルボランチに眞城美春と谷川萌々子。右に久保田真生、左に樋渡百花、トップ下に今野真帆、ワントップに辻澤亜唯が入る、4-2-3-1でスタートした。
日本は開始から攻勢に出ると、前半9分、久保田がペナルティエリアの外から右足を一閃。距離はあったが、ゴール左に強烈なシュートを決めて先制する。
その後も日本は、素早いボール奪取をベースに攻撃を展開。樋渡のドリブル突破、ゲームメイカー谷川のミドルシュートなど、厚みのある攻撃を仕掛ける。
そして前半37分、右サイドの白垣が中央へ切れ込み、左足でシュート。相手選手の足に当たったボールがゴールに吸い込まれ、2点目を奪った。
カナダを圧倒し、リードを2点に広げた日本。後半から、先制ゴールを決めた久保田に替えて、ドリブラーの松永未夢を投入。樋渡が右、松永が左に入った。
すると後半7分、左サイドでボールを受けた谷川が中央へカットインし、右足で強烈なシュートを放つ。個人技で3点目を決め、試合を決定づけた。
後半16分には、谷川、辻澤に替えて岡村來佳、高岡澪を送り込む。これにより中谷がボランチに移動し、岡村がセンターバックに入った。
3点リードしても、攻撃のテンポを緩めない日本。両翼の樋渡、松永がドリブルでチャンスメイクし、4点目を狙いに行く。
後半30分、今野に替えて柴田瞳、後半34分にはGK鹿島に替えて、ウルフジェシカ結吏が入る。
後半アディショナルタイムには、ペナルティエリアで高岡が倒され、VARによりPKの判定。これを高岡が自ら蹴り、一度はGKに止められたが、押し込んでゴールイン。4点目を奪った。
守備では最後まで集中を切らさず、カナダを完封した日本が4対0で勝利。2連勝で勝ち点6をあげ、3戦目を残して決勝トーナメント進出を決めた。
グループステージ最終戦、フランス戦は日本時間18日23時30分キックオフ。試合はJ SPORTS2で生放送、J SPORTSオンデマンドで生配信。BSフジで録画放送される。
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