リトルなでしこがフランスに勝利、グループリーグ3連勝
日本時間18日、インドのゴアでU-17女子ワールドカップの3戦目が行われ、U-17女子日本代表がU-17女子フランス代表と対戦。
2連勝で波に乗る日本は、大黒柱・谷川萌々子の3試合連続ゴールを含む、2得点を挙げて快勝。グループステージ3連勝で、堂々の1位通過を果たした。
中2日の3戦目、準々決勝進出を決めている日本は、2戦目から5人を変更して臨んだ。
スタメンはGK岩崎有波、最終ラインは右から吉岡心、古賀塔子、キャプテンマークを巻いた中谷莉奈、岡村來佳。ダブルボランチに眞城美春と谷川萌々子。右に久保田真生、左に松永未夢、トップ下に辻澤亜唯。ワントップに高岡澪が入る、4-2-3-1でスタートした。
開始から日本が持ち味のパスワークで試合を支配すると、前半9分、高岡のスルーパスに抜け出した辻澤が右足を振り抜く。強烈なシュートだったが、クロスバーに当たり、ゴールはならなかった。
その後も日本が攻勢に出ると、前半29分、谷川がペナルティエリアの外から左足を振り抜き、狙いすましたシュートをゴール右に流し込んだ。
谷川の3試合連続ゴールでリードを奪った日本だったが、前半39分にピンチを迎える。フランスが立て続けにシュートを打つが、GK岩崎、吉岡、中谷が身を挺してブロック。ゴールを死守する。
日本は後半から辻澤、谷川、久保田に替えて、柴田瞳、丸井優奈、樋渡百花を投入。右に樋渡、ボランチに丸井、トップ下に柴田が入った。
1点をリードする日本は焦らずボールを保持し、松永のドリブル突破を起点にチャンスを作ろうと試みる。
後半16分には、松永のクロスに反応した樋渡がファーサイドでボールを受けて相手をかわし、シュートを打つが、GKにストップされた。
後半25分、高岡に替えて、初戦で活躍を見せた板村真央を投入。樋渡がワントップに入り、柴田が右、トップ下に板村が入る布陣にチェンジした。
後半33分、板村が魅せる。ドリブルでスルスルとゴール前に進入し、シュートを打つ。ゴールポストに当たった跳ね返りを柴田が押し込むが、惜しくもDFにブロックされた。
後半41分には、豊富な運動量で攻守に貢献したボランチの眞城を下げて、長身DF楠さやみを投入。楠がセンターバック、キャプテンの中谷がボランチに入った。
後半アディショナルタイムには、樋渡がフリーで右足を振り抜くが、GKの好セーブに遭い、ゴールならず。このプレーで得たコーナーキックを、途中出場の楠がヘディングで突き刺し、待望の2点目を奪った。
フランスも猛攻を仕掛けるが、最後まで体を張って守り抜いた日本が2対0で勝利。この結果により、日本は3連勝で得点10、失点0と文句なしの内容で1位通過を果たした。
D組1位の日本は、準々決勝でC組2位のスペインと対戦する。試合は22日(土)23時30分キックオフ。J SPORTS2で生放送、J SPORTSオンデマンドで生配信される。
写真提供:getty images