強豪スペイン相手になでしこジャパンがペースを握るも得点を奪えず、0-1敗戦
日本時間16日、欧州遠征中のなでしこジャパンが、スペインのセビージャで女子スペイン代表と対戦。試合はなでしこが終始、攻め込む展開となったが、前半9分に決めた1点を守り抜いたスペインが1対0で勝利した。
12日のイングランド戦に、0対4で敗れたなでしこジャパン。イングランド戦からスタメンを4人入れ替えて臨んだ。
スタメンはGK山下杏也加、最終ラインは右から三宅史織、熊谷紗希、南萌華。右に清水梨紗、左に遠藤純。ダブルボランチに猶本光と林穂之香。インサイドに藤野あおばと長谷川唯、ワントップに田中美南が入る、3-4-2-1でスタートした。
なでしこのチャンスは開始3分。長谷川の鮮やかなロングパスから清水が抜け出すと、中央へ折り返し、藤野がシュートを打つ。6分にも長谷川のスルーパスから遠藤がシュートを打つなど、積極的に攻撃を仕掛ける。
しかし9分、サンチェスのロングシュートがクロスバーに当たった跳ね返りを、レドンドが右足で蹴り込み、ホームのスペインが先制する。
追いつきたいなでしこ。前半19分には、藤野のスルーパスに抜け出した田中がGKと1対1でシュートを打つが、好セーブに遭い、ゴールならず。ビッグチャンスを得点に結びつけることはできなかった。
前半33分には、遠藤のフリーキックをフリーで南がヘディングシュート。GKの正面を突いたが、惜しい場面だった。
なでしこが押し込む展開で後半に突入すると、後半開始から田中、三宅に替えて、植木理子、乗松瑠華を送り込む。
後半16分、遠藤、猶本に替えて、杉田妃和と長野風花が入る。後半28分、長谷川に替えて宮澤ひなたを投入。直後の後半31分には、フリーキックのチャンスから植木が飛び込むが、わずかに合わず。ゴールが遠い。
その後も右サイドの藤野、清水を起点にスペインゴールに迫り、杉田が決定機を迎えたが、固い守備を崩すことはできず。
なでしこは終始、攻め立てたが、ゴールを奪えずに0対1で試合を終えた。