昨季チャンピオンシップ決勝の再現!浦和と鹿島による頂上決戦/ゼロックス杯

昨季チャンピオンシップ決勝の再現!浦和と鹿島による頂上決戦/ゼロックス杯

2017.2.17 ・ Jリーグ

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二冠のプライドが勝るか、最多勝ち点の意地が上回るか――。


J1チャンピオンと天皇杯覇者によって争われるシーズン最初の公式戦「FUJI XEROX SUPER CUP 2017」が、2月18日に日産スタジアムで開催される。


昨季は鹿島アントラーズが明治安田生命J1リーグと天皇杯全日本サッカー選手権大会の両大会を制しているため、リーグ2位の浦和レッズが出場することになり、明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ(CS)決勝の再現となった。


年間最多勝ち点を稼ぎ、CS決勝も1勝1敗でありながら、アウェイゴール数の差によって王者の称号を鹿島に譲った浦和にとって“待望”の対戦だろう。


自分たちが出場していたかもしれない昨年12月のFIFAクラブワールドカップにおける鹿島の戦いぶりを、どのような思いで眺めていただろうか。


「正直、最初はレアル(・マドリ―)を応援していたというか、レアルが楽しみでした」


そう明かしたのは、浦和のDF槙野智章である。だが、彼は続けてこう言った。


「でも、(柴崎)岳が逆転ゴールを決めてからは気付いたら鹿島を応援していた。鹿島の勝負強さをあらためて見せてもらったし、大きな刺激をもらった。あの鹿島に来季こそ勝ちたい。そういう強い思いが芽生えました」


浦和の今季のテーマは「相手に90分プレスを掛け続け、相手のコートで試合をする」(ミハイロ・ペトロヴィッチ監督)こと。これまで以上にバランスの針を攻撃へと傾け、相手を圧倒することを誓っている。


今オフには、アルビレックス新潟で二桁ゴールをマークしたFWラファエル・シルバ、湘南ベルマーレの攻撃的なウイングバックとして湘南スタイルの申し子的存在だったMF菊池大介、長らく横浜F・マリノスのゴールを守ったGK榎本哲也らを獲得。さらに期限付き移籍で経験を積ませていたMF矢島慎也(ファジアーノ岡山)、MF長澤和輝(ジェフユナイテッド千葉)らを復帰させ、AFCチャンピオンズリーグとの二足のわらじに耐えうるだけの陣容を整えた。


「今までいた選手と同じレベルで戦える選手が入ってきて、いい刺激になっている」とMF柏木陽介もチーム内の競争意識の高まりを歓迎した。


一方、二冠王者の鹿島は今オフ、その地位をさらに盤石とするため、大型補強を敢行した。湘南から待望の左利きの左サイドバック三竿雄斗、テネリフェ(スペイン2部)に移籍した柴崎に代わるボランチとして新潟のレオ・シルバ、元ブラジル代表のレアンドロ(パルメイラス)、アビスパ福岡から伸び盛りのアタッカー金森健志、GK曽ヶ端準とハイレベルなポジション争いを繰り広げているGKクォン・スンテ(蔚山現代)らを獲得。柴崎の移籍による戦力ダウンを感じさせないほど、戦力をアップさせた。


プレシーズンにはタイ遠征を敢行し、帰国後すぐにJリーグDAZNニューイヤーカップに参戦、さらに水戸ホーリーホックとの「いばらきサッカーフェスティバル」を戦い、新戦力の融合に努めてきた。今季、掲げる目標は「全タイトル制覇、そして世界へ」。シーズン前のスーパーカップといえどもタイトルに変わりはない。DF昌子源が誓う。


「浦和戦はタイトルの懸かったゲームなので、全力で勝ちに行く」


鹿島は二冠のプライドを、浦和は最多勝ち点の意地を懸けてぶつかる最初の公式戦、富士ゼロックス・スーパーカップは今季の覇権を占う上で重要な一戦になるはずだ。


文=飯尾篤史


記事提供:Goal

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