【第2ステージ展望】湘南編|キリノが復帰か? ラストピースがハマれば優勝も狙える!

【第2ステージ展望】湘南編|キリノが復帰か? ラストピースがハマれば優勝も狙える!

2015.7.5 ・ Jリーグ

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 J1第1ステージは浦和の無敗優勝で幕を閉じたが、前半戦の17試合を全18チームはいかに戦ったのか?

『サッカーダイジェスト』の各チーム担当記者が、6月27日で最終節を迎えた第1ステージを振り返り総括するとともに、第2ステージに向けた各チームの動きと見どころを解説する。

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湘南ベルマーレ

第1S成績:10位 勝点:22 6勝4分7敗 20得点・24失点

ポイント1)第1ステージの出来を点数で表わすと?

73点

 曺監督の下で培ってきた3-4-2-1システムをベースに、攻撃と守備の素早い切り替えから相手ゴールを陥れるスタイルを貫き、すでに2年前と並ぶ6勝を挙げた点は評価できる。ただ、もう少しできるのでは……という期待も抱かせる。10段階の評点にすると「8」(75点以上)にちょっと足りない、といったところか。

ポイント2)第1ステージのチームMVPは?

高山 薫(MF)

 総走行距離174・54キロ、スプリント回数394回は、いずれもチーム1位で突出している。昨季柏で積んだ経験をチームに還元し、湘南スタイルをJ1レベルに引き上げる存在になっている。ゴール、アシスト数をさらに伸ばしたい。

ポイント3)第2ステージでの巻き返しや台頭が期待される選手は? 

アリソン(FW)

 馬入での筋力系のトレーニングを見ていると、ハンパないパワーを見せている。2節の鹿島戦ではその片鱗を見せ、途中出場から8分後のロスタイムに相手DFに競り勝つジャンプヘッドで決勝弾を奪う(直後に退場……)“大仕事”をして注目も集めた。

 ただ、その後は高いポテンシャルをなかなか活かし切れずにいる。湘南スタイルの中でその豪快さを活かせれば、鬼に金棒な存在になれるはず。その能力が開花する可能性を垣間見せてきているだけに、期待は膨らむ。

 ポイント4)第2ステージの目標と達成への青写真は?

ステージ優勝、ACL出場権獲得

 多くの選手が、「アジアの舞台で湘南スタイルを見せたい」と語る。ただ来季の出場権獲得の条件は、年間勝点で上位3~4位に入るか天皇杯を制すること。今の10位から“逆転”で権利を掴むためには、第2ステージ優勝を目指すぐらいの気持ちで臨みたい。ラストピースのFWさえハマれば、状況が一変することは考えられる。

 一方、松本戦で劇的な決勝ゴールを決めた藤田祥が復調をアピールするなど、怪我人が続々と戦列に戻ってきているのは好材料である。新助っ人が獲得できなくても、藤田祥、アリソン、大槻、さらには山田らのなかから、ブレイクする選手が出てくれば、チームもまたひとつ高みに行けるはずだ。

ポイント5)第2ステージに向けた補強ポイントと新戦力獲得の動きは?

 最も速効性があり、大幅な戦力アップを望めるのが、やはり助っ人FWの補強になる。

 昨季チーム最多20点を奪い、契約がフリーになっていたウェリントンは“まさか”の福岡入り。一方、12-13年に湘南に在籍し、昨季も甲府でプレーしたキリノが6月中旬から練習に参加。しかし、7月5日現在、正式な獲得の発表には至っていない。ブラジル出身だが、東ティモール国籍を所得しており、「アジア枠」も適用できる。曺監督のスタイルを把握するだけに、秘密兵器になる可能性はある。ただし怪我の爆弾を抱えているだけに、リスクを伴いそうでもあるが……(7月9日〈木〉発売号の「サッカーダイジェスト」に詳報を掲載)。

文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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