【識者が選ぶ2019ベスト11】MVPは横浜の”心臓”とも呼べるMF!最少失点のC大阪からも2選手を選出

【識者が選ぶ2019ベスト11】MVPは横浜の”心臓”とも呼べるMF!最少失点のC大阪からも2選手を選出

2019.12.8 ・ Jリーグ

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 シーズンのベストイレブンなので、必然的に上位チームから多数を選出することになった。


 優勝した横浜F・マリノスからは4人を選出した。その中でもMVPに選んだのはチームの”心臓”とも呼べる喜田拓也だ。ビルドアップの軸となり、攻撃は喜田からすべてが始まっているといっても過言ではない。今年はさらにパスの精度、展開力が身に付き、守備でも危険なスペースを潰しまくった。キャプテンシーを発揮し、攻守にマリノス優勝に貢献した。


 その喜田とともに守備を支えていたのは、チアゴ・マルチンス。抜群のスピードと身体の強さで対人守備がほぼ無敵だった。スペースに出されたボールを回収する速さや1対1の対応は特筆もので、マリノスの失点の少なさは彼の守備によるところが大きい。


 そして外せないのは得点王コンビだ。


 クリリンことマルコス・ジュニオールの活躍はカメハメ波レベルの衝撃だった。トップ下に入り、前後左右に出入りすることで攻撃を活性化した。15得点・4アシストと最終局面で得点に関わる能力が高く、仲川とともにマリノス攻撃のシンボルとして今シーズン、輝いた。


 その仲川輝人は、サイドでもらってカットインしてシュート。分かっていても止められないのが本物だ。守備の際も自陣に戻って身体を張るなど献身性にも優れている。15得点・9アシストは素晴らしい数字だ。

 

 優勝を争った2位のFC東京からも3選手を選んだ。


 森重真人は、守備のリーダーとして奮闘。リーグ2位の最少失点を実現し、15年、16年のパフォーマンスが戻ってきた。


 橋本拳人は、チームになくてはならない選手に成長した。攻守のバランスが良くなり、さらに組み立てができるようになればチームでも代表でも絶対的な存在になれる可能性を感じる。


 そして永井謙佑。得点だけならディエゴ・オリヴェイラだが、永井の役割はゴールだけにあらず。守備の先鋒、攻撃の際に前線に引っ張る動き、カウンターの先鋭になるなど、数字に見えないところでの貢献度が非常に大きくそれを評価した。 上位2チームを上回るリーグ最少失点でシーズンを終えたセレッソ大阪から、守備を支えた34試合フル出場の2人を選出した。


 まずGKのキム・ジンヒョン。安定した守備でフルタイム出場を果たし、一時は下位に低迷したセレッソを多くの好セーブで5位に押し上げ、リーグ最少失点に貢献。ホームでマリノスを3-0で破った試合は非常に安定したプレーで浮上のキッカケになった試合だった。


 マテイ・ヨニッチは序盤戦3バックの時は苦戦したが、5月4日松本戦から4バックのCBになると本領を発揮。対人と空中戦で無類の強さを見せ、セレッソを回復させるとともにリーグ最少失点も実現。フルタイム出場を果たし、CBとしてクオリティの高さを見せた。

  その他、特に目立った活躍を見せていたのが、柏好文。左ウイングバックとして全試合フル出場し8得点は見事な数字。攻撃の際のボックス内に入り込むタイミングやスピードが秀逸。


 鈴木武蔵は、点取り屋として成長した。クロスボールからだけではなく、鋭い動き出しからスルーパスを引き出して一撃で仕留め、カウンターの矢ともなる。出場停止による1試合以外の全33試合に出場し13得点。前年よりも順位を落とすが、ルヴァンカップで決勝に進むなど、札幌で出色の出来を見せた。


 この2人を加えた3-4-3で今年のベストイレブンとした。


文●佐藤俊(スポーツライター)

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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