「我々はバイエルンの戦い方を目指すべき」森保監督が見た欧州サッカーの“最前線”「スペインもフランスも…」

「我々はバイエルンの戦い方を目指すべき」森保監督が見た欧州サッカーの“最前線”「スペインもフランスも…」

2020.9.16 ・ 日本代表

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 日本代表の森保一監督が9月15日、オンライン上で囲み取材に応じた。10月に行なわれるオランダ遠征についての展望などについて語ったほか、「欧州サッカー」についても言及している。


 まず話題となったのが、先月行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)の決勝だ。森保監督は、バイエルンが1-0でパリ・サンジェルマンを破り7年ぶりの欧州王者に輝いたこの一戦を次のように振り返っている。


「一言で言えば、CL決勝の、とくにバイエルンの戦い方は、我々が目指すべきところかなと。パリ・サンジェルマンも同じように、ネイマールのような攻撃の選手であってもハードワークをいとわずに、チームのために走って戦っていた。そのなかで技術を発揮していくという部分を見せてもらいました。ただやはりバイエルンの方が、パリよりもチームで連係・連動して戦うという、組織的な部分、組織でハードワークするっていうところに関しては上回っていたと思います」


 ロベルト・レバンドフスキやトーマス・ミュラーといった重鎮が、前線から強度の高いプレスをかけ続けるなど、バイエルンが見せた圧倒的な「組織力」に着目し、目標にすべき部分だと説明した。さらに、そこにプラスすべき「個の力」の重要性も訴えた。


「日本代表や日本人が今後世界で戦って勝っていくためには、まずは個の力を上げなければいけないと思いました。日本は組織力という部分では、間違いなく世界の中で、連係・連動していくプラスアルファの力を見出せる国。個の力を最大限上げたなかで、組織力を生かしていけるようにできればなと」

  また、インターナショナルウィークに欧州各地で行なわれたネーションズ・リーグの話題にも触れた。


「1試合目は練習ができていなかったので、例えばスペインでも、世代交代や、若手を起用した影響で、若干スムーズさに欠け、これまでと違っているように感じました。


 それでも試合のなかでしっかりとアジャストして、スムーズに展開できるようになっていく。日本代表も、練習時間のないなかでも、試合のなかでしっかりと合わせていけるように、柔軟に選択肢を持ってプレーできるよう、選手たちに促していかなければならない」


 活動期間が短い代表チームで、どう合わせていくか、参考になる部分は少なくなかったようだ。そして、欧州で活躍する若手選手についても思うところがあったようだ。


「スペイン代表では17歳の選手(アンス・ファティ)が出て、フランス代表も途中出場で17歳の選手(エドゥアルド・カマビンガ)がプレーした。10代の選手が活躍しているのを見ると、日本の可能性のある選手たち、現時点で力を見せてくれている選手たちをさらに成長させるために、どういう経験をさせてあげるのが良いか。そうした部分は、スカウティング、選手起用のところから考えていかなければいけないなと思います」


 今月のウクライナ戦で、スペイン代表の史上最年少得点記録を更新したファティら、次代を担う若武者の活躍は、森保監督も強く印象に残ったようだ。


 今回のオランダ遠征で、指揮官は五輪世代の積極的な招集も示唆している。スペインで研鑽を積む久保建英をはじめ、若手の活躍にも期待したいところだ。


構成●サッカーダイジェストWeb編集部

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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