「ホンダは34歳でよくやっていた…」物議を醸した本田圭佑の退団に元同僚のカルーは理解を示す「計画性がなかった」

「ホンダは34歳でよくやっていた…」物議を醸した本田圭佑の退団に元同僚のカルーは理解を示す「計画性がなかった」

2021.2.22 ・ 日本代表

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 今年1月、元日本代表MFの本田圭佑は昨年1月から在籍していたブラジルの古豪ボタフォゴを退団した。


 ボタフォゴが降格圏に沈む歴史的大不振の最中に退団した本田へは、地元メディアやファンから批判が殺到。一部のチームメイトたちからも苦言の声が上がるなど物議を醸した。


 しかし、そんな本田の退団に理解を示す選手もいる。昨年7月にボタフォゴへ大物助っ人として招かれた元コートジボワール代表FWのサロモン・カルーだ。


 チェルシーやヘルタ・ベルリンなどヨーロッパの名立たるクラブを渡り歩き、本田と同様にボタフォゴ再建のための切り札としてやってきていたカルー。だが、彼もクラブの財政的事情により退団を余儀なくされた。


 そんな35歳のベテランFWは、英公共放送『BBC』のインタビューで、ボタフォゴへの不満を漏らした。


「僕はボタフォゴに経験のためにきた。経済的な面を求めていれば、中国や中東のクラブに行くことだってできた。それに僕をここに連れてきたのは、パウロ・アウトゥオリだ。彼は僕がコンディションを整えるのを助けてくれた。ヨーロッパ以外でも監督経験があって、あらゆる国のサッカーを理解していた。


 カタールで彼は数人のアフリカ人選手を指導していた。だから、僕みたいな選手が新天地で適応するのに時間がかかることを理解していたよ。彼とは色々なコミュニケーションをとったけど、彼がいなくなった時にクラブとの関係も崩壊したんだ」


 かつて鹿島アントラーズでも指揮を執ったアウトゥオリ氏を10月に解任したボタフォゴは、そこからブルーノ・ラザロニフラビオ・テニウス、ラモン・ディアス、フェリペ・ルセーナ、エドゥアルド・バロッカと次々に監督を交代。当然、チーム状況は混迷を極め、不振を脱却できないまま、クラブ史上初の2部降格の憂き目に遭っていた。


 そうした状況下で「最善を尽くしようがなかった」とも訴えたカルーは、シーズン終了前に退団を決意した本田に理解を示した。


「僕はここに5か月半いたけど、6人もの監督に率いられた。6人だよ!? ウンザリしていたし、何よりアウトゥオリが去ったときに最善を尽くせなくなった。でも僕らみたいな助っ人は不振の責任を取らなければならなかったんだ。


 ホンダは34歳、僕は35歳であることを忘れてはいけない。僕たちは、もう、みんなをドリブルで抜いて、全てゴールを決めてしまうような選手ではないんだ。ホンダはプロジェクトの途中で去ってしまった。でも、彼は十分によくやっていたと思うよ。この状況に不満を持っていながらね。僕は入る前からクラブが経済的に困っていることは知っていたから、お金のために来たわけではないけど、クラブにここまで計画性がなかったとはね……」


 最後まで不振を脱せずに2部に落ちていったボタフォゴ。彼らが再び這い上がるには、カルーの指摘するように、地に足をつけたチームプランを立てる必要がありそうだ。


構成●サッカーダイジェストWeb編集部

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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