モナコはリヴァプールFW南野拓実の獲得へ向け、合意に至った。『GOAL』の取材により、明らかとなっている。
2020年冬にザルツブルクからリヴァプールに加入した南野。前線にワールドクラスの選手を揃えるチームの中で限られた出場機会しか得られず、半年間のローン移籍を経験した同選手だが、昨シーズンは公式戦10ゴールを挙げる活躍を見せて、国内カップ戦2冠に貢献した。
その南野にはリーズ・ユナイテッドやサウサンプトン、アタランタなどが興味を示していたが、争奪戦はモナコが制した模様。移籍金1800万ユーロ(約25億9000万円)で合意に至り、個人的な条件をまとめ、メディカルチェックを待つのみとなった。
移籍金に関しては、今週行われた交渉の結果、1500万ユーロ+300万ユーロのパフォーマンス関連のボーナスで合意。リヴァプールの当初の希望額よりやや低いが、2020年1月の加入時に支払った移籍金のほぼ倍額となったことから、好条件とみられている。
南野は日本代表での取材対応時に去就に関して「試合に出場して最高のコンディションでワールドカップを迎えたいと思っています。かつレベルアップしないといけないと感じました。それらを踏まえて色々決断できたら」と話していた。2022-23シーズンはフランスのリーグ・アンでその牙を磨くこととなりそうだ。
記事提供:Goal