原口、清武、大迫が躍動、ベテラン勢も奮起した日本代表が首位サウジを退け2位浮上

原口、清武、大迫が躍動、ベテラン勢も奮起した日本代表が首位サウジを退け2位浮上

2016.11.16 ・ 日本代表

シェアする

日本、首位のサウジアラビアにホームで勝利――。15日、ロシアW杯アジア最終予選、サウジアラビア戦が埼玉スタジアム2002で行われ、日本は清武弘嗣、原口元気のゴールでサウジアラビアに快勝。同組のオーストラリアがタイに引き分けたため、W杯自動出場圏内の2位に浮上した。


ハリルホジッチ監督の決断が、試合の流れを手繰り寄せた。近年、日本代表の主軸として君臨した本田圭佑、岡崎慎司、香川真司をベンチに下げ、11日のオマーン戦で良いプレーを見せた大迫勇也、清武弘嗣をスタメンで起用。本田の代わりには、スイスリーグで好調を維持する久保裕也を送り込んだ。


日本は立ち上がりから、清武のパス、大迫のポストプレーで攻撃のリズムを作る。19分には大迫、22分には久保がシュートチャンスを迎えるが、サウジDFの前にゴールならず。前半39分には長谷部の浮き球を久保がダイレクトで落とし、大迫がフリーで右足を振り抜くが、ゴール上に反れた。


押し込んでいるが、ゴールが遠い。嫌な流れを払拭したのが、卓越した技術とパスセンスで攻撃を操る清武だった。後半43分、清武のシュートがサウジアラビアDFの手に当たりPKを得ると、清武が自らゴール左に沈め、待望の先制ゴールをマークした。


後半開始から、日本は久保を下げて本田圭佑を投入。後半19分には清武に替えて香川真司が入る。新旧タレントの融合を図る日本は、後半35分、見事な崩しから2点目をゲットする。本田と長友が左サイドをコンビネーションで突破し、長友がクロスを送る。香川がゴール前中央でフリックしたボールを、原口が右足ダイレクトで蹴り込んだ。


2点にリードを広げた日本は、後半45分に中央から右を崩され、サウジアラビアに1点を返されるものの、2対1で逃げ切り。最後は殊勲の大迫に替えて岡崎慎司を投入し、タイムアップの笛を聞いた。


前半はハリルホジッチ監督が標榜する「縦に速いサッカー」がハマり、攻守に主導権を握った。キーマンとして大車輪の活躍を見せた清武は「チーム一丸となって戦えた。難しい試合でしたが、チームがバランス良く攻守に出来た。それが一番の収穫。まだまだ試合は続く。来年に向けてしっかり頑張っていきたい」と勝利に気を緩めることなく、前を見据えていた。


最終予選4試合連続ゴールとなる、決勝点を決めた原口は「勝ち点3が必要な試合。達成できて良かった。(得点場面は)前半からチャンスがあって決められていなかったが、落ち着いて決められた。ゴールはおまけというか、日本が勝つために仕事をしたいと思っていた。それができて良かった。これを継続することが大事。自信を持ってもう一回がんばりたい」と力強く語った。


ハリルホジッチ監督は開口一番「選手を祝福したい。良い試合をしてくれた。勝つに値した。我々にとって大きな勝利。最近は厳しい試合が続いたが、強い気持ちで、勇気ある勝利を呼び込んだ。選手を誇りに思う」と満足げな表情で振り返った。


この勝利により、日本はサウジアラビアと勝ち点10で並び、自力でW杯の出場権を得る2位に浮上した。日本の次戦は来年3月23日、アウェイでUAEとの試合となる。最終予選初戦で苦杯をなめた相手だけに、きっちりと勝って借りを返したい。



◆今後の最終予選スケジュール◆

 3月23日:UAE(アウェイ)

    28日:タイ(ホーム)

 6月13日:イラク(アウェイ)

 8月31日:オーストラリア(ホーム)

 9月 5日:サウジアラビア(アウェイ)

 

写真提供:getty images

シェアする

最新記事