久々出場の原口、内田に移籍報道、伊藤は契約延長! 他のブンデス日本人の契約状況は!?

久々出場の原口、内田に移籍報道、伊藤は契約延長! 他のブンデス日本人の契約状況は!?

2017.12.18 ・ 日本代表

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 12月17日(現地時間)に行なわれたブンデスリーガ第17節で、ヘルタ・ベルリンは敵地でRBライプツィヒを3-2で下し、年内最終戦を白星で飾ったが、この試合で原口元気がリーグでは実に9試合ぶりの出場を果たした。



 ベンチ入りも9試合ぶりだった彼は、71分にカルーとの交代でピッチに立ち、2列目の左サイドでプレー。試合はビハインドを負ったホームチームが逆襲を仕掛けていた最中で、ヘルタは守勢を強いられ、原口ももっぱら守備に奔走し、78分には警告も受けている。

 

 勝利の瞬間をピッチ上で迎え、連勝をチームメイトと喜んだ原口だが、あるいはこれがヘルタでの最後の試合となるかもしれない。というのも、彼には移籍の可能性が浮上しているからだ。

 

 原口といえば、今夏、ヘルタからの契約延長のオファーを断り、プレミアリーグ行きを画策したもののうまくいかず残留となったが、チームの構想から外れた状態で新シーズンを迎えた。

 

 しかし、そこから巻き返しを見せた彼は、7節のバイエルン戦で初スタメン出場を果たすと、素晴らしいドリブルでドイツ代表選手たちをごぼう抜きにしてゴールをお膳立て。一躍、価値と評価を高めたが、続くシャルケ戦で不必要なファウルで一発退場となり、2試合の出場停止の後、6試合でベンチ外となった。

 

 消化試合も言えるヨーロッパリーグで2試合プレーしたのみの原口に対し、プレーツSDが「彼は難しい状況に陥っている。これは彼自身が招いたものだ。どうするかは来年1月に考えることになるだろう」と語ったと、14日に『キッカー』が報じていた。


 またベルリンの地元紙『ベルリナー・クーリエ』は「間もなく元気はサヨナラを言う?」との見出しを付けた16日付の記事で、ヘルタが原口の移籍を望み、彼自身もロシア・ワールドカップでプレーするために退団が望ましいとして、「今冬での別れが濃厚」と見ている。

 

 果たして、ライプツィヒ戦が彼にとってヘルタでの最後の試合となるのか、あるいはここから再び戦力としてメンバーに名を連ねることになるのか。今後の彼の動向には要注目だ。

 

 また先週は、他にもブンデスリーガでプレーする日本人選手の移籍の噂が、ドイツ・メディアから発せられている。原口よりも先に、報道が流れたのが、彼と同じくベルリンのクラブに所属する内田篤人だ。

 

 今夏にシャルケから2部のウニオン・ベルリンに加入した内田は、リーグ戦で2試合に出場した後、10月に左大腿部の肉離れによって戦線離脱。11月には回復したとされているが、その後もメンバー入りを果たせないでいる。

 

『キッカー』誌などが報じたところによると、内田は代表復帰のためにも、この冬にでも、プレーできるクラブへ移籍する可能性があるという。ウニオンは冬の移籍市場で新たなSBの獲得を考えており、もし実現すれば内田の序列はさらに下がることが予想される。

 

 また、ケラー監督(内田の理解者でもあった)の後を受けてウニオンの指揮を執るホーフシュナイダー監督が「内田とクラブ、互いにとって良い解決策を見つけなければならない」と語ったことも伝えられている。

 

 一方、この2人とは対照的に、新たに契約延長を果たしたのが、ハンブルクの伊藤達哉だ。2年前に柏レイソルのユースからハンブルクの下部組織に移り、今シーズンよりトップチームに昇格。6節レバークーゼン戦でデビューを飾り、ここまで9試合(先発5試合)に出場している。

 

 伊藤に対しては、マンチェスター・シティ、インテルといった国外のビッグクラブも関心を示していると報じられていたが、14日にハンブルクは2021年6月までのプロ契約を結んだと発表した。 このように、ブンデスリーガの日本人選手の契約に関して、動きが見られる今冬だが、他の選手はどうだろうか? それぞれの現在の契約期間は以下の通りだ。

 

香川真司(ドルトムント) 20年6月

長谷部誠(フランクフルト) 18年6月

鎌田大地(フランクフルト) 21年6月

浅野拓磨(シュツットガルト) 18年6月

※アーセナルからのレンタル

武藤嘉紀(マインツ) 19年6月

酒井高徳(ハンブルク) 18年6月

大迫勇也(ケルン) 20年6月

宇佐美貴史(デュッセルドルフ) 20年6月

関根貴大(インゴルシュタット) 21年6月

宮市亮(ザンクト・パウリ) 19年6月

 

 契約の残りの期間、チームでの出場状況は選手によって異なるが、現時点で冬に動きがありそうな選手は、今のところはなさそうだ。

 

 このなかで気になるのは、今シーズン限りで契約が切れる酒井と長谷部。前者は今夏、クラブ首脳陣が「キャプテンを失うことなどあり得ない」と語り、酒井本人も残留に乗り気で契約延長は間近と現地でも報じられたが、その後、正式に更新されたというニュースは届いていない。

 

 一方、長谷部はリーダーとして、出場した試合では安定感を誇り、コバチ監督からの信頼も厚いものの、膝の負傷で欠場も多くなっていることから、以前ほど絶対的な存在ではなくなり、クラブも契約延長に慎重になっているとの話もある。

 

 香川は今夏、ドルトムントが日本遠征中に契約延長を発表し、こちらは当分、動きはないだろう。浅野はシーズンごとのレンタルでシュツットガルトでの2年目を過ごしているが、英国の労働許可証の取得の難しさを考えると、アーセナル復帰よりもドイツでの3年目の方が現実的と言えるか。

 

 所属するケルンが極度の不振のなかにある大迫、ワントップとして君臨している武藤は、それぞれチームの中心であり、契約もそれぞれ20年、19年まで残しているが、とりわけ前者はクラブの結果次第では、シーズン後に動きがあるかもしれない。

 

 今シーズンに加入したばかりの宇佐美、鎌田、関根も、まだ2~3年の契約を残している。宇佐美は交代出場が多いものの、戦力として計算の内には入っており、最近はほぼ毎試合出番を得ているだけに、今後もデュッセルドルフでレギュラー獲り&定着に挑戦し続けるだろう。

 

 一方、鎌田、関根の海外初挑戦組はメンバー入りすらできないことが多い。鎌田はリーグ戦では3試合出場(先発2試合)でベンチ入りは4試合。関根は3節に29分間プレー(交代出場)した以降は出番がなく、ベンチ入りすら2試合のみで、4部リーグでプレーすることもある。

 

 まだ修行の身として現チームで挑戦を続けるか、あるいはレンタルも含めて実戦経験を積める環境を求めるか。今冬はともかく、この状況が続くのであれば、シーズン終了時に何かしらの動きがあるかもしれない。

 

 最後に、ザンクト・パウリ加入以来2度目の膝靭帯断裂で6月から戦線を離脱している宮市。最近はようやくボールを使った練習を開始しているという。負傷後の8月に契約を延長したことは、クラブの期待の表われとも言え、また宮市自身も復帰後の巻き返しを誓っていることだろう。

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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