「最も影響を受けた監督は?」吉田麻也とF・トーレスはその問いにどう答えた?

「最も影響を受けた監督は?」吉田麻也とF・トーレスはその問いにどう答えた?

2019.5.24 ・ 日本代表

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 5月23日、都内某所で行なわれたトークイベントに、日本代表DFの吉田麻也(サウサンプトン)と元スペイン代表FWのフェルナンド・トーレス(サガン鳥栖)が登場した。


 そのイベントの中で、レスターを退団したばかりの岡崎慎司から、サプライズでこんな質問が寄せられた。「(ふたりにとって)最も影響力の大きかった監督は?」


 吉田は「難しいですね。いろいろな監督の良いところも、悪いところも見て学んで来てるんで……」と言うと、ひとまずF・トーレスに“回答権”を譲った。


 すると“エルニーニョ”は、「ルイス・アラゴネスです。プロになって初めての監督で、スペイン代表でも一緒にやりました」と即答した。


 16歳でアトレティコ・マドリーの下部組織からトップチームに昇格したF・トーレスを、実質1年目に指導したのが故アラゴネスだ。いきなりレギュラーに抜擢して、エースへと育て上げた。


 その後、スペイン代表を率いた名伯楽は、EURO2008で母国を優勝に導く。ドイツとのファイナルで決勝点を叩き出したのが、他でもないF・トーレスだった。

  この元スペイン代表FWの答を受けて、吉田は悩みながらもこう回答した。


「強いて言うと(マウリシオ・)ポチェティーノですかね。いまはトッテナムの監督ですけど。彼の時は、ぜんぜん試合に出られなくて……。選手は試合に出られないと監督のことを批判したりするものですけど、客観的に見て非常にいい監督だったなと。学ぶべきところがたくさんありました。僕自身は試合に出られなくて不甲斐なかったですけど、彼の下で練習できたのは財産です」


 ポチェティーノがサウサンプトンの監督に就任したのは、吉田のプレミリーグ1年目となった12-13シーズンの途中。下位に低迷していたチーム立て直して残留に導くと、翌シーズンは8位に躍進させた。だがこのシーズン、日本代表DFは怪我も重なり、リーグ戦でわずか8試合しか出場できなかった。


 その後に籍を移したトッテナムを、プレミアリーグの覇権を狙えるチームに育て上げたアルゼンチン人指揮官は、今シーズン、チームを初めてのチャンピオンズ・リーグ決勝へと導いている。


 その名将から薫陶を受けたことは、たとえ試合に出られなくても、吉田にとって貴重な経験だったようだ。


取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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