完全アウェイの中国戦、クラブでの連携を活かして勝利せよ

完全アウェイの中国戦、クラブでの連携を活かして勝利せよ

2015.8.8 ・ 日本代表

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9日、東アジアカップ最終戦・中国戦が行われる。ハリルジャパンは初戦の北朝鮮戦に1対2で敗れ、続く韓国戦は1対1の引き分け。いまだ勝利がなく、試合内容としても消化不良の感が否めない。W杯アジア二次予選・シンガポール戦から続く、チームを取り巻く停滞感を打破するためにも、最後の試合は勝って終わりたい。


初戦の北朝鮮戦は自陣ゴール前での勝負に敗れ、相手の長身選手にヘディングを許して2失点を喫した。その反省を踏まえ、韓国戦では196cmのFWキム・シンウを槙野智章と森重真人がシャットアウト。ハリルホジッチ監督も「ディフェンス面で強さを見せることができた」と一定の評価を与えた。一方で、攻撃に関しては「まだパフォーマンスが上がっていない。前に出るときにミスが多かった。日本代表監督に就任して初めて、チャンスが少ない試合だった」と物足りなさを口にした。


北朝鮮戦で初ゴールを決めた、武藤雄樹に期待


たしかに、決定機と呼べるのは山口螢の得点場面のみで、それ以外は永井謙佑や浅野拓磨、途中出場の宇佐美貴史がゴールに迫ったが、韓国守備陣を脅かすまでは至らなかった。コンビネーションを発揮して攻める場面はなく、良い形で前線にボールが入っても、判断の遅れやコントロールミスで、チャンスを逸してしまった。おそらく、中国戦では初戦で代表初ゴールを決めた、武藤雄樹が起用されるだろう。積極的なドリブルから、フィニッシュへの形を持った武藤に期待が集まる。


ワントップを務める興梠慎三とは、浦和レッズのチームメイトであり、お互いの感覚、タイミングは熟知している。今大会、同時にピッチに立ったのは、北朝鮮戦のラスト15分のみ。今大会はハリルジャパン初招集のメンバーが多く、準備期間がほとんどとれなかったこともあり、連携面は期待できない。日頃、同じクラブでプレーしている選手同士をユニットで起用するのもひとつの方法だろう。


その意味では、今大会のメンバーに最多6名を送り出している、ガンバ大阪の選手の起用に注目が集まる。前線は宇佐美と倉田秋、両サイドバックに米倉恒貴と藤春廣輝、センターバックに丹羽大輝、GKに東口順昭と各ポジションに選手がいる。


クラブでの連携をベースとしたチーム作りの可能性は?


北朝鮮戦、韓国戦と2人のセンターバック(槙野智章、森重真人)、右サイドバックの遠藤航、GK西川周作と同じメンバーが起用された。中2日、3日で3試合連続で起用することは、コンディション面から見ても得策とは言えない。そう考えると、これまで出番のなかったGK東口、センターバック丹羽、右サイドバック米倉のスタメンが現実味を帯びてくる。


最終ラインをガンバで固め、攻撃は浦和(興梠、武藤)とガンバ(宇佐美、倉田)の連合軍というのも『Jリーグ選抜』の様相を呈している、今大会のチームならではの編成でもある。ドイツ代表がバイエルン・ミュンヘン、スペイン代表がFCバルセロナの選手を多用して、コンビネーションサッカーを展開したように、海外組不在の今大会だからこそできるチャレンジでもある。果たして、どのような布陣で最後の難敵・中国に挑むのか。注目の一戦は9日21時より、フジテレビ系列で全国生中継される。


予想スタメン(4−5−1)


GK 東口順昭(G大阪)


DF 米倉恒貴(G大阪)


DF 水本裕貴(広島)


DF 丹羽大輝(G大阪)


DF 藤春廣輝(G大阪)


MF 谷口彰悟(川崎)


MF 柴崎 岳(鹿島)


MF 倉田 秋(G大阪)


MF 武藤雄樹(浦和)


MF 宇佐美貴史(G大阪)


FW 興梠慎三(浦和)


写真提供:getty images

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