【クラシコ採点&寸評】バルセロナ1-3R・マドリー|MOMの決勝弾男とバルサの17歳を最高評価!メッシは及第点以下に…

【クラシコ採点&寸評】バルセロナ1-3R・マドリー|MOMの決勝弾男とバルサの17歳を最高評価!メッシは及第点以下に…

2020.10.25 ・ 海外サッカー

シェアする

[ラ・リーガ第7節]バルセロナ 1-3 R・マドリー/10月24日/カンプ・ノウ


【バルセロナ|採点・寸評】

チーム 6

華麗なコンビプレーから同点ゴールを奪い、攻勢をかけた時間帯もあったが、1-2とされてからは打つ手なし。守備でも相変わらずの脆さを露呈した。判定に泣かされた面はあるが、近年の悪い流れを引きずったままの戦いぶりだった。


[GK]

13 ネト 6.5

3失点ともノーチャンス。終盤好セーブを連発し、味方の反撃を待ち続けた。テア・シュテーゲンの穴を感じさせずに周囲に安心感を与え、及第点以上の出来だった。


[DF]

2 セルジーニョ・デスト 6.5

マッチアップしたヴィニシウスの突破を封じ、スピードを活かしカバーリングにも奔走。ジョルディとのバランスを取って攻撃は自重した印象があるが、クラシコデビューで期待を上回るプレーを見せた。


3 ジェラール・ピケ 6

プレースタイルが重なるラングレでなく、もっとアグレッシブでスピードがあるパートナーが必要であることを改めて示した。ただ守備力の弱さはチーム全体の問題でもあり、いつも通りDFリーダーとして懸命なプレーは見せた。


15 クレマン・ラングレ 5.5

PKの場面は厳しい判定だったが、VARが導入されている中で軽率だった面は否めない。トータルで見れば、ピケと同じくチーム全体の守備力の弱さを持ち堪えることができなかった。


18 ジョルディ・アルバ 7(87分OUT)

同点弾をアシストしたプレーが示すように、スピードに乗ったタイミングの良い攻め上がりで攻撃を牽引。終盤スタミナ切れを起こしたが、それまでは相手の脅威になり続けた。

 [MF]

5 セルヒオ・ブスケッツ 5(81分OUT)

バルサの守備力の低下を象徴するようなパフォーマンス。長年インテリジェンスを前面に押し出して中盤を支えてきたが、周りの環境が変わる中、機動力やフィジカルの不足という弱点をさらけ出した。


21 フレンキー・デヨング 5

いくつかの決定機に絡む場面があった程度で、またしてもビッグゲームで輝くことができず。攻撃を組み立てる存在にも、苦戦するブスケッツをサポートする存在にも、バルベルデやクロースら相手の中盤を封じる存在にもなれなかった。


16 ペドリ 5(81分OUT)

ボールタッチ数自体が少なく消えてしまった。ただクラシコデビュー戦で本職でない右サイドで起用され、カゼミーロ、メンディ、S・ラモスらに囲まれたうえ、後方のデストのサポートも少ないという難しい状況だった点を考えると致し方ないか。


10 リオネル・メッシ 5.5

なんとか攻撃を牽引しようとする姿勢を見せたが、チャンスを決めきれず、キレやスピードの低下も感じさせた。スアレスらが去り、新しいパートナーたちを信用しきれないフラストレーションも隠しようがなかった。


14 フィリッペ・コウチーニョ 6

アンス・ファティやジョルディと好連携を築き、メッシを巧みにサポート。53分には得意とは言えないヘディングシュートで絶好のチャンスを逃すなど、決定的な仕事を果たすことはできなかったが、現状ではできうる限りのプレーは見せた。


[FW]

22 アンス・ファティ 7.5

同点ゴールを決めるとともに、前線を幅広く動き回り、マドリーにとって危険な存在となり続けた。だからこそ、もっとも得点の可能性を感じさせた選手を最初に交代させたクーマンの判断は不可解だった。


[交代出場]

FW

7 アントワーヌ・グリエーズマン ー(81分IN)

アンス・ファティに代わってトップでプレー。アピールのしようのない状況だったが、アップ中に笑顔を見せるその態度に今後のクーマン監督との信頼関係構築の難しさを予感させた。


FW

17 フランイスコ・トリンカオ ー(81分IN)

ペドリに代わって右サイドハーフでプレー。出場時間が少なく評価はなし。


FW

11 ウスマンヌ・デンベレ ー(81分IN)

ブスケッツが務めていたボランチの一角に入ったコウチーニョに代わり左サイドハーフでプレー。短い出場時間の中でも、入団3年を経てもチーム戦術になかなか馴染めない現状が垣間見えた。


FW

9 マーティン・ブライトワイト ー(87分IN)

ラスト数分にFWとしてプレー。ヘディングも得意にしており、理にかなった采配ともいえるが、こうしたパワープレーに頼らざるを得ない事実が、近年のバルサのプレースタイルの劣化を物語っていた。


【監督】

ロナルド・クーマン 5

グリエーズマンの代わりにペドリを先発に抜擢した決断は、周囲の若手待望論に乗って、本来自らが率先して復活に導かなければならない選手を晒し者にした印象も否めない。1-2とされてからの交代のタイミングも遅すぎた。


※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。

※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。

※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


文●下村正幸

 【レアル・マドリー|採点・寸評】

チーム 6.5

史上初となった無観客のクラシコで連敗を止めた。フェデリコ・バルベルデの飛び出しからの見事なシュートで先制し、勢いに乗るかと思われたが、すぐに同点とされ、前半は一進一退に。ただしボールは握り続け、ポジションチェンジやワンタッチのパス交換でリズムを生み出すと、主将のセルヒオ・ラモスがボックス内でクレマン・ラングレにシャツを引っ張られて倒され、PKを獲得。これを主将が自ら決めて勝ち越すと、終盤には複数の決定機を逸したあと、最後に途中出場のルカ・モドリッチが決めてダメ押し。リーガとCLでまさかの黒星を喫し、進退が問われそうになっていたジネディーヌ・ジダン監督の首が繋がった。


[GK]

1 ティボー・クルトワ 6.5

24分のメッシの決定機を止めて逆転を許さなかった。後半にはコウチーニョのシュートやメッシのFKを阻み、ジョルディのクロスにもしっかり反応した。


[DF]

6 ナチョ 6(43分OUT)

開始早々に右で受けてタイミングをずらしてベンゼマにつなぎ、バルベルデの先制点を呼び込んだ。だがその後に警告を受け、さらには前半終盤に負傷交代。


5 ラファエル・ヴァランヌ 6.5

アンス・ファティ、メッシと厄介な相手を見ながら、インターセプトやカバーリングが光った。得意のエアバトルもほぼ負けなしで、タイミングの良いタックルも。


MAN OF THE MATCH 

4 セルヒオ・ラモス 7.5

負傷明けながら、攻守に特大の存在感を放った。冷静な球さばき、仲間を落ち着かせるリーダーシップ、メッシを止める守備力、そして自ら得たPKを沈める勝負度胸。現役選手としてクラシコに最多出場した主将は、その価値の高さをあらためて証明した。


23 フェルラン・メンディ 6

積極的に高い位置を取り、ヴィニシウスとの連携やスピード豊かな攻め上がりで左サイドを優勢に進めた。ただし軽いプレーでロストしたり、デストの突破を許す場面も。

 [MF]

14 カゼミーロ 5.5

不用意なボールロストなど、ボールを持ったときに狼狽気味。得意の守備面でも危ういタックルが散見され、19分に警告を受け、28分にはボックス内でメッシを削ったようにも見えたがお咎めなし。


15 フェデリコ・バルベルデ 6.5(69分OUT)

タイミングよく飛び出して、ベンゼマのアシストを引き出し、見事なシュートで先制点。力強いプレスやインターセプトも披露した。


8 トニ・クロース 7

 左サイドの低い位置やCBの間に降りて、鮮やかにゲームメイク。長短の正確なパスを何度も通し、守備でも目立った。86分の決定機は決めたかったが、全般的に貢献度はとても大きかった。

 [FW]

11 マルコ・アセンシオ 5.5(81分OUT)

失点シーンではアルバのマークを怠り、フリーでクロスを上げさせた。以降は守備を意識するようになり、攻撃時には逆サイドにも動いて、リズムを生み出した。


9 カリム・ベンゼマ 6.5

幅広く動いてポゼッションを高め、完璧なタイミングのアシストでバルベルデの先制点をお膳立てした。24分のフリーのヘディングはGKの正面に。


20 ヴィニシウス・ジュニオール 5.5

スピードに乗ったドリブルでカウンターの急先鋒となるも、最後のプレーに正確性を欠いた。対峙するデストに手を焼き、苛立ちからか、不用意なファウルも。


[交代選手]

MF

10 ルカ・モドリッチ 7(69分IN)

リードしている時点で投入され、周囲を動かして守備陣形を整え、自らも勘どころを抑えた守備を見せた。マイボール時には俊敏に動きながらボールを回し、敵のほころびを突き、終了間際にダメ押しのゴールも。


17 ルーカス・バスケス 7(43分IN)

負傷したナチョと交代で右SBを任されると、献身的なディフェンスと効果的な攻撃参加で本職以上のパフォーマンス。メッシの突破を複数回阻み、終盤には絶好のクロスで好機を演出した。



25 ロドリゴ -(81分IN)

 疲れの見えたアセンシオと交代で投入された。周囲のチームメイトがボールを持てば、瞬時にトップギアにいれて、果敢に裏へ飛び出した。


[監督]

ジネディーヌ・ジダン 7

カンプ・ノウで一度も負けたことのない指揮官にとって、観客のいない宿敵の聖地は連敗を止めるのにうってつけだったか。昇格組カディス、ベストメンバーの揃わないシャフタールにまさかの黒星を喫した後、前戦から先発を5人変更してクラシコに臨むと、ポゼッションで上回りつつ、要所を締めた。同点後の采配も冴え渡り、バスケス、モドリッチと二人の交代選手が見事な働きを見せて勝利に寄与。これで暫定首位に立ち、ミッドウィークのCLにも弾みをつけたい。


※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。

※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。

※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


文●井川洋一

 

記事提供:サッカーダイジェストWEB

シェアする

最新記事