Jクラブも注目の怪物ルーキーに、優勝校・国見の1年生10番も…タレント目白押しの「九州新人戦」で輝いた11人!

Jクラブも注目の怪物ルーキーに、優勝校・国見の1年生10番も…タレント目白押しの「九州新人戦」で輝いた11人!

2021.2.23 ・ 海外サッカー

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 山梨学院の優勝で幕を閉じた高校サッカー選手権から、はや2か月。各チームは新シーズンに向け、新たな選手の発掘や強化を進めている。


 各地域で新人戦やフェスティバルが開催されている中で、2月20日からは第42回九州高等学校(U-17)サッカー大会が行なわれた。Jクラブのスカウトや大学関係者も集結。今季の飛躍が期待される選手たちに熱視線が注がれた。そこで今回は大会を通じて活躍した選手をピックアップ。4月に幕を開けるリーグ戦、夏のインターハイ、冬の高校サッカー選手権で活躍が待たれる11人を一挙に紹介する。


――◆――◆――


GK

緒方 要(国見/2年)

中学1年次にフットサルからサッカーへ転向し、中学2年次にGKへコンバート。県のトレセンメンバーに選出されるなど、中学3年に評価を高めて国見から誘いを受けた。中学時代は専門的なトレーニングをしていなかったが、高校入学後にGKコーチの指導を受けて才能が一気に開花。今大会は184cmのサイズを生かしたハイボール処理とシュートストップでチームの優勝に貢献した。GK歴はまだ4年。今後の可能性は無限大だ。


D F

抜水昂太(神村学園/2年)

豊富な運動量と機を見た攻撃参加で存在感を示した左サイドバック(SB)だ。ビルドアップに関わりながら、積極的に高い位置を取ってチャンスを演出。昨季はSBだけでなくボランチやセンターバック(CB)を経験し、課題の守備面も改善された。ポジション取りや対人プレーの強度が増し、今大会は攻守でチームに貢献。フィジカル面を強化すれば、一つ上のステージも見えてくる。


杉本 蓮(熊本国府/2年)

今大会、チームは4失点。連係面で課題を多く残した一方で、個人としては当たり負けしない身体と空中戦の強さで存在感を発揮した。屈強な九州のFW陣に力負けしないパワーだけではなく、初戦の佐賀東戦では対角線上に正確なボールを蹴り込んで攻撃の起点になった。「プレッシャーが低い時に良いボールが蹴れる。強度が高い試合でどれだけ蹴れるかが課題」とは佐藤光治監督の言葉。常に安定したパフォーマンスを見せ、さらなるステップアップを実現したい。


宝納拓斗(佐賀東/1年)

今冬の高校サッカー選手権にも1年生で先発出場するなど、期待値が大きいCBだ。スピードと高さを兼ね備えており、今大会は強豪校のFWと互角以上の勝負を演じた。ポジショニングやキックの精度は課題だが、ポテンシャルは一級品。継続して試合に出続ければ、才能が花開く可能性は十分にある。


濱崎聡馬(鹿児島城西/2年)

最大の武器はエアバトルの強さ。3バックの一角で先発出場した国見との初戦ではCKから高打点のヘッドを叩き込み、180cmを超える上背を生かしたプレーで“らしさ”を発揮した。また、ロングフィードの質も悪くなく、最終ラインから配給役を担えるのも特徴のひとつ。チームを5年ぶりの選手権出場に導く上で、欠かせないタレントであるのは間違いない。


MF

吉田陣平(佐賀東/2年)

独特の間合いで3列目からボールを運び、隙あらば自らゴールを狙う司令塔だ。高校選抜の活動に参加していた影響で今大会は2日目から参戦し、合流直後の那覇戦では1ゴール・4アシストの活躍を見せた。国見に敗れた決勝ではゴールに絡めなかったが、キレのあるドリブルとパンチの効いたミドルシュートは迫力満点。順調に成長を続けていけば、高卒でのプロ入りも見えてくるはずだ。


大迫 塁(神村学園/1年)

1年生ながら既にJクラブから熱視線を送られるレフティは、正確なキックとゲームメイクで持ち味を発揮。準決勝の国見戦ではゴールに直結するプレーをできず、チームも0-1で敗れた。しかし、多少無理な場所で受けても巧みなターンで前を向き、逆サイドへボールを展開したのは流石の一言。守備でも球際で強さを見せるなど、攻守で存在感を示した怪物ルーキーの実力に疑いの余地はない。


北村一真(国見/1年)

チームの優勝に貢献した1年生10番だ。最大の武器は豊富な運動量。三重県の紀州エスフォルソでプレーしていた中学時代から走力に自信を持ち、校内の持久走大会では新記録で優勝した経歴を持つ。今大会では試合を重ねるごとに手応えを掴んだ。準決勝と決勝では“走り”に加え、ボールを収めながら前線にボールを供給。3列目から積極的に攻撃に絡み、チームの優勝に貢献した。小柄ながら身体の強さも水準以上。今後の成長が楽しみなタレントだ。


中原優心(東福岡/2年)

2列目からの飛び出しが武器のトップ下だ。予選リーグの鵬翔戦では狡猾な動きで相手の裏を取って鮮やかに2得点を奪った。今大会は比較的安定感のあるプレーを見せたが、試合によって出来に波がある。課題を克服できれば、“赤い彗星”の絶対軸になったとしても不思議ではない。そのためにも精神面の成長が求められる。


森田大智(大津/2年)

多くのJリーガーを輩出してきた大津で1年次から試合に絡み、昨季は10番を託された。今大会は主にボランチでプレーし、正確なパスとポジショニングの良さで攻撃を牽引。予選リーグの九州国際大付戦ではクロスからネットを揺らすなど、ゴール前で怖さを出す場面も増えた。今大会は惜しくも予選リーグ敗退。試合後には目を潤ませ、悔しさを噛み締めた。この経験を次につなげ、どんな成長を遂げていくのか注目だ。


FW

葭岡遥来(日章学園/2年)

日章学園中時代に全国中学校サッカー大会を制した経験を持つゴールゲッターだ。高校入学後はボランチなどを任され、1年次から高校サッカー選手権に出場。今大会は木脇蓮苑が不在だったこともあり、10番を背負って攻撃を牽引した。身体の強さとスピードを生かした仕掛けで強豪校のCBに勝負を挑み、予選リーグの九州国際大付戦ではハットトリックを達成。惜しくも決勝トーナメントには勝ち上がれなかったが、大会を沸かせたひとりだった。


取材・文●松尾祐希(フリーライター)

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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