ミランが狙う「イブラヒモビッチ2世」の特徴は? 元Jリーガーの林陵平が徹底分析

ミランが狙う「イブラヒモビッチ2世」の特徴は? 元Jリーガーの林陵平が徹底分析

2021.4.21 ・ 海外サッカー

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 海外サッカーマニアとして知られる元Jリーガーの林陵平氏が、中小クラブで台頭する逸材たちを分析し、メガクラブに「推薦状」としてプレゼンテーションする『ワールドサッカーダイジェスト』誌の連載。ミランが狙うドゥシャン・ヴラホビッチの特徴とは?


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 個人的には以前から気になっていたレフティーの大型ストライカーです。2018年にパルチザンからフィオレンティーナに引き抜かれ、1年目はノーゴールに終わったものの、2年目の昨シーズンは6ゴール。迎えた今シーズンはCFで定位置を掴み、早くもキャリアハイの15ゴールと台頭しています。


 パワーがあり、大柄にしてはかなりのスピードも装備。14節のユベントス戦では、スルーパスに反応してデリフトとボヌッチを一気に引き離してゴールを奪いました。


 技術的にもストライカーとしては十分なレベル。ハットトリックを達成した27節のベネベント戦では、見事にコントロールされた左足ミドルを叩き込んでいましたね。

  ただ、若さゆえかそのシュートは全般的に左足の強振がほとんどで、まだまだ荒削り。ポストプレーも後方から激しくコンタクトされると精度が著しく落ちるなど、改善の余地が少なくないですね。


 とはいえ、まだ21歳になったばかりのわりに肝が据わっているように見えますし、ポテンシャル的には今後もっともっと伸びそう。僕と同じく「ズラタン・イブラヒモビッチがアイドル」と公言していることも、個人的には大きな推しポイントです(笑)。

 

 最近の活躍を受けてミラン、トッテナム、レアル・マドリーなどからの関心が噂されます。ただ、メガクラブでエースを張るにはまだ早い。ミランに行って憧れのイブラヒモビッチから薫陶を受けながら成長するのが、本人にとっては最高のシナリオですかね。ミランとしてもCFの控え問題を解決できますし、お互いにとって有益な移籍になると思います。


 取材・文●白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)

※ワールドサッカーダイジェスト4月15日号より転載。


【プロフィール】

林陵平/186cm・80kgの大型ストライカーとして鳴らした元Jリーガー。ヴェルディ・アカデミーと明治大学を経て2009年に東京ヴェルディとプロ契約し、翌年から柏、山形、水戸、ヴェルディ、町田、群馬を渡り歩き、2020年シーズンをもって現役引退した。Jリーグ通算成績は300試合・67得点。自他ともに認める「欧州サッカーマニア」で、海外選手のゴールセレブレーションを取り入れて話題にもなった。現在は『DAZN』のハイライト動画を全て確認し、フル視聴も最低1日1試合が日課だ。ツイッター(@Ryohei_h11)では海外ネタを日々つぶやき中。21年1月には、自身初の著書『Jリーガーが海外サッカーのヤバイ話を教えます』(飛鳥新社)を出版し、東京大学ア式蹴球部の新監督にも就任した。1986年9月8日生まれ、東京都出身。

 

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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