「退任する監督を信頼すべきではなかった」悲願のCLを逃したフランクフルト、現地紙はフロントの判断を痛烈批判

「退任する監督を信頼すべきではなかった」悲願のCLを逃したフランクフルト、現地紙はフロントの判断を痛烈批判

2021.5.17 ・ 海外サッカー

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 現地時間5月16日にブンデスリーガ第33節がすべて終了し、長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトは、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場権を逃すこととなった。


 フランクフルトは15日に行なわれたシャルケ戦に敗れ、翌日に行なわれたマインツ対ドルトムントで後者が勝利し、RBライプツィヒ対ヴォルフスブルクが引き分け、それぞれ勝点61が確定。残り1試合で勝点57のフランクフルトの逆転は不可能になった。


 同クラブは、第31節までは4位以内を維持し、クラブ悲願のCL出場権に手が届く状態だった。しかし、4月13日アディ・ヒュッター監督が、来シーズンのボルシアMGへの移籍を発表。以降は、5試合で1勝1分3敗と低迷。最終的にCL圏外の5位に転落し、ヨーロッパリーグ出場に回ることになった。


 この結末を、現地紙『Frankfurter Rundschau』のトーマス・キルスチャンステイン記者は、「フランクフルトの首脳部が、ヒュッターを放出しなかったのは間違った判断だった」と明確に批判している。

 「フランクフルトにとって大きな夢だったCL出場という夢が弾けてしまった今、4月中旬には退団を希望していたヒュッターを放出したほうが良かったのではないだろうか。そうすれば、チームは多くのことを免れただろう。退任する監督を信頼するという判断は間違っていた」


 さらに、「5試合で勝点4ポイントというのはお粗末な結果だ」と批判している。


「ヒュッターの信頼は大きく損なわれ、内部で何かが壊れ、チームを失った。公的にも内部的にも残留するはずだったものが、4週間後には別の場所で新しい契約が結ばれている状況は、正直さや信ぴょう性を水の泡とするに値した。それはロッカールームに影響を与え、選手たちは『騙された』と感じただろう。どんなに大声でプロ意識を喚起しようと、それが響くはずもない」


 また、ボルシアMGのマルコ・ローゼが来シーズンのドルトムントの監督就任が発表されて以来、「不安定で揺らいでしまった」と指摘している。


 同記者によれば、CL出場を逃したフランクフルトは、金銭面でも2000万ユーロ近くの損害が出ることになるという。監督交代が悲願達成を逃したすべての原因とは言い切れないが、その落胆はクラブにとって非常に大きなものとなっていることは間違いない。


構成●サッカーダイジェストWeb編集部

 

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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