レアル・マドリーは15日にラ・リーガ第37節、アウェーでのカディス戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、この試合でMFエデン・アザールが出場機会を得る可能性を否定しなかった。
3月に右腓骨の骨接合プレートを除去する手術を受け、以降リハビリに励んでいたアザールだが、ようやく出場できる状態となったようだ。カディス戦でアザールを起用する可能性を問われたアンチェロッティ監督は、次のように返答している。
「ああ、そう思うよ。多くの試合があり、それだけ疲労も増える。だからローテーションを行うんだ。今季はそこまでしなかったとはいえね。全員がチャンスを得ることができる」
「私は出場時間の量より質の方が重要だと考え続けている。今季、模範的だったのはロドリゴだ。彼は多くの出場時間を得たわけではないが、クオリティーを示して違いを生み出した」
マドリー加入以降、負傷に泣かされて活躍を見せられていないアザール。そのために今夏での退団も噂されているが、アンチェロッティ監督は残留するとの見解を口にしている。
「私たちはそのテーマについて話していない。ただ彼のプランはあまりに明確だよ。つまりは、凄まじいモチベーションを抱えてここに残るだろう。なぜなら、彼はここ数年うまくいっていないし、そのクオリティーを示す意欲にあふれている。彼はクオリティーを示すために残るんだ」
今季限りで契約が切れる状況ながら残留を希望しているとされるDFマルセロについては、どう考えているのだろうか。
「私たちは来季に何をするか、まだ何も話し合っていない。とても重要な試合が控えているし、その後にマルセロの状況も含めた話をすることになるだろう」
アンチェロッティ監督はまた、現在のマドリーの雰囲気がこれまでのキャリアの中でも格別に素晴らしいものかを問われて、こう返した。
「とてもモラルが素晴らしいロッカールームだ。第一にプロフェッショナルとしてね。ここに傲慢な選手はおらず、用具係にもフィジコにもしっかりと敬意を表している。性格的なクオリティーが本当に素晴らしいんだ。こうしたロッカールームに出会えるのは簡単なことじゃないさ」
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