【セルジオ越後】天皇杯でJ1勢が軒並み敗退。“定番”になっている感もあるが、恥ずべきことだ。ACLを侮辱しているのかな?

【セルジオ越後】天皇杯でJ1勢が軒並み敗退。“定番”になっている感もあるが、恥ずべきことだ。ACLを侮辱しているのかな?

2022.6.23 ・ 海外サッカー

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 天皇杯の3回戦では、いくつかのJ1クラブがJ2クラブに敗れたね。


 川崎は東京Vに、浦和は群馬にそれぞれ0-1。横浜は栃木に0-2、札幌は甲府に1-2の逆転負け、FC東京は長崎に延長戦の末に2-3で競り負けた。


 ある意味、意外とも呼べる結果は、毎年のこと。“定番”になっている感もあるけど、今回の3回戦では敗退するJ1クラブが多かったね。


 週末のJリーグを見据えてなのか、ターンオーバーでフルメンバーではないチームも見られた。それでも、ここまでJ1勢が負けるのは看過できないし、ワールドカップに出る国として、恥ずかしい話でもあるよ。


 トップリーグにいるチームが、下のカテゴリーのチームに負ければ、もっと話題になっていいはず。普通に考えれば、不名誉なことだし、問題視される事態で、監督の更迭という流れになっても不思議ではない。


 でも、そういう雰囲気はほとんどないよね。力関係で下のチームに不覚をとっても、通常モードで物事が進んでいる。メディアは声を上げて追及するわけでもない。


 それが何を意味しているのか。長い伝統を誇る天皇杯というコンペティションを、そこまで重視していないということじゃないかな。優勝候補のチームがベスト16を前に敗れても、周囲は騒ぎ立てようともしないんだから。

  由緒ある大会なのに、寂しいものだね。天皇杯のステータスが年々、下がっているような印象も受ける。J1勢は真剣に戦っているのか。協会は文句のひとつでも言っていいような気もするけどね。


 各チームの“本気度”が疑わしい大会で優勝すると、ACLの出場権が得られる。これもおかしな話だ。死に物狂いで戦い抜いたチームが、アジアへの切符を掴むならまだ分かるけど、現在の天皇杯にそうした側面があるとは到底思えない。ACLという大会を侮辱していないか?


“ジャイアントキリング”なんて、盛り上がっている場合じゃないよ。そもそも、このフレーズは今の天皇杯にはふさわしくない。J2勢に力なく負けるJ1勢が“ジャイアント”なんて言えないからね。



 

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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