ルーニーの“新背番号”が英国内で問題に! スポーツ大臣も苦言 「非常にずる賢い」「ギャンブルとの関係を自覚すべき」

ルーニーの“新背番号”が英国内で問題に! スポーツ大臣も苦言 「非常にずる賢い」「ギャンブルとの関係を自覚すべき」

2019.8.14 ・ 海外サッカー

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 現代のサッカークラブには、ベッティング会社とスポンサー契約を結んでいるところも少なくない。ただ、社会問題でもある賭け事を生業としているだけに、反発する声もあるのは事実だ。


 イングランド2部のダービーは先日、元イングランド代表のウェイン・ルーニーが、来年から選手兼コーチとしてクラブに加わることを発表した。メジャーリーグサッカー挑戦から1年でイングランド復帰を決めたルーニーは、背番号32を纏うことが決まっている。


 名門マンチェスター・ユナイテッドやスリーライオンズ(イングランド代表の愛称)で背番号10を纏ったルーニーが、なぜ32番を着けるのか。それは、ダービーのスポンサーであるオンラインカジノ会社「32Red」が、ルーニーの年俸を部分的に負担するからだという。つまり、ルーニーが背番号32のユニホームに袖をとおすことが、同社にとって宣伝効果にもなるというわけだ。


 英紙『Guardian』によると、規則で禁じられているため、子ども用ユニホームには「32Red」の文字は入らないものの、背番号32と「ルーニー」の名前は入る。まさに規則の合間を縫っての宣伝を敢行した「32Red」は、イングランド・サッカー協会の規則には従っているとしたが、イングランド国教会やヘルスケア専門家からは反発の声が上がっている。


 そして、現地時間8月13日、イギリスのスポーツ大臣を務めるナイジェル・アダムズ氏も、ダービーに苦言を呈した。同氏は「懸念は全く理解できる」と述べている。


「背番号32はダービーの非常にずる賢いやり方だ。彼らには自分たちを見つめなおし、ギャンブルが社会の一部に及ぼし得る影響を考えてもらいたい」

 さらにアダムズ大臣は、「各クラブはギャンブルとのつながりを非常に自覚する必要がある」と、ベッティング会社をスポンサーとするクラブには、節度ある行動が求められると続けた。


「ルーニーのユニホームに背番号32がつくことを見た時に、私は眉をひそめた。各クラブは、ルールだけでなく、ギャンブル委員会やFAが定めたスピリットを守ってもらいたい。規則を破れば、さらなる行動があっても驚くべきではないだろう。傷つきやすい人たちをしっかりケアしなければいけない」


 一大ビジネスであるサッカーだけに、各クラブには社会的な責任もある。ルーニーの背番号32が妥当かどうかの意見は様々だが、節度ある行動が求められることは確かだろう。


構成●サッカーダイジェストWeb編集部

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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