「彼を殺したのはロイ・キーンだ…」元マンU戦士ファーディナンドが明かすベロン“失敗”の理由とは?

「彼を殺したのはロイ・キーンだ…」元マンU戦士ファーディナンドが明かすベロン“失敗”の理由とは?

2020.3.26 ・ 海外サッカー

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 新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なヨーロッパでは、各国のリーグ戦が依然として延期または中断を余儀なくされている。


 フットボールファンにとっては退屈な日々が過ぎるなか、OBたちは自らの現役時代の“マル秘”話を明かし、様々な話題を提供している。元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンドもその一人だ。


 ファーディナンドは2002年の夏に当時のプレミアリーグ史上最高額(3000万ポンド=42億円)でリーズからユナイテッドへ電撃移籍。以降、12年間に渡って、レッドデビルズの大黒柱として君臨し、アレックス・ファーガソン政権の黄金期を支えた。


 そんなレジェンドが明かしたのは、01年の夏にラツィオから加入していたアルゼンチン代表の司令塔ファン・セバスティアン・ベロンとチームの絶対的リーダーであったロイ・キーンの関係性だ。


 当時、“魔術師”とまで言われた類まれなセンスを持ち合わせていたベロンだったが、移籍金2810万ポンド(約39億3400万円)で加入したユナイテッドでは鳴かず飛ばず……。本領を発揮することもなく、わずか2年でチェルシーへと移籍した(ブルーズでも結果は残せなかったが……)。


 英国メディアでは、「クラブ史上に残る失敗」とも揶揄されたベロンの不調。ファーディナンドいわくその原因は、ほかならぬR・キーンにあったという。英紙『Daily Mail』の取材にこう答えている。

「ファン・セバスティアン・ベロン。彼は信じられないような選手だったよ。日頃の練習から誰よりもずば抜けて巧くて、みんな見とれてしまうほどの偉大なパサーだった。


 ただ、僕が思うに、彼をマンチェスター・ユナイテッドで殺してしまったのは、ロイ・キーンの存在だ。彼が支配的なパーソナリティーを持っていて、ボールを要求したからベロンはダメになってしまったんだ。


 パルマやラツィオでの彼は中心的な選手で、試合のすべてが彼を通して進んでいた。あの時のユナイテッドでは、それをロイ・キーンがやっていた。ディフェンダーからボールをもらって、ミッドフィルダーやアタッカーに繋ぐ作業をね」


 さらにファーディナンドは、こうも言い放っている。


「キーンが中盤の司令塔のポジションを取り、激しく『おい、俺にボールをよこせ!』と叫ぶ。セバ(ベロンの愛称)は、彼を尊重して、『ロイ・キーンにそれを続けさせる』と言っていたよ。


 何にしてもセバは素晴らしいタレントだった。キーンがいなければ、彼はユナイテッドのシャツを着て、栄光を掴んでいたと思う。ロイ・キーンこそが、セバの問題だったんだ。もちろんそれはロイ・キーンの失敗ではないよ。けど、彼のパーソナリティーはあまりに強すぎたんだ……」


 個性豊かな人材が揃っていた当時のユナイテッドを統率していたキャプテンのR・キーン。その強すぎるパーソナリティーには、“魔術師”もタジタジだったようだ。


構成●サッカーダイジェストWeb編集部

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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