日本を代表するサッカープレイヤー達が真剣を振り、真槍で打突する。その演武は驚くほど鮮やかで見事だ。『まさか、本人が?!』と思った方も少なくなかったのではないだろうか。そう、演武をしている5名は本物ではない。武術の達人が精巧に出来たマスクを装着して撮影をしているのだ。
このマスクの制作は5名の選手本人の顔面から直接、型どりして作成している。撮影した時期はシーズン真最中。森重真人以外の4名はドイツでプレーしているため、制作スタッフが現地に飛んで対応。選手は多忙なスケジュールの合間を縫って参加してくれたが、なかなか慣れない作業だったにも関わらず、終始笑顔を絶やさず協力してくれた。型取りしたマスクは精密な塗装を施され完成、武術の達人達の顔に装着され撮影に至った、というわけだ。
いくら身体能力の高いアスリートとはいえ、ここまでの演武を簡単に身につけることはできない。そう思えば『本人ではない』と判断できるはずなのだが、あまりに似ているために『もしかすると本人なのでは?』と思わされてしまう。様々なプロフェッショナル達の力によって完成度の高い映像に仕上がっている。メイキングムービーを見た後、今一度本編を観ていただきたい。また違った印象に見えるはずだ。
◆「ニッポン、出陣」本編映像をご視聴になりたい方はコチラからチェック!