大会概要

今年の女子ワールドカップで結果を出せなかったなでしこジャパン。リオ五輪アジア予選敗退に続き、国際大会で低迷が続いている。2011年W杯の世界制覇、ロンドン五輪での銀メダルが遠い過去のことになってしまったのだろうか。ただ、フランスW杯はベスト16止まりではあったものの、尻上がりに質の高いサッカーを取り戻しつつあったのも確かで、東京五輪で捲土重来を果たすことも夢ではない。

男女の代表が同時期に参加するEAFF E-1 サッカー選手権、4チームが総当たりで順位を決める大会方式と3チームがシードされ、残り1チームが予選を勝ち抜いて参加するというシステムは男女共通だが、シードされる3カ国が男子は日韓中の3カ国なのに対し、女子は日朝中がシードされることになる。だが、今大会は韓国が開催国としてシードされることとなり、中国が予選に回る形になった。しかし、男女とも北朝鮮が参加を見合わせたため、予選2次ラウンドトップだった中国に加え、2位だったチャイニーズタイペイが参戦することとなった。

選手を呼び難い男子と違い、女子は基本的にベストメンバーに近い人選ができるため、特に韓国、中国との試合はかなり緊迫した雰囲気で行われるだろう。絶対的なキャプテン熊谷紗希を呼べていないのは痛いが、逆に言えば万が一熊谷がいなくなった時にどうDFラインを構築するのか、代替案に取り組むには絶好の機会と言える。

五輪予選のないなでしこジャパンにとってはしっかりと内容を伴う結果を出して来年の本番につなげていきたい。逆にここで良いサッカーが展開できなげれば、五輪までの本番まで早急に立て直す必要がある。それを見極めるためにもこのE-1サッカー選手権を注目すべきだ。