大会概要

今年開催のフランス大会で9回目を迎えるFIFA U-20女子ワールドカップ。2回目まで出場資格が19歳以下だったが、第3回大会から出場資格が1歳上がり、20歳以下の大会となった。男子と違って五輪にもフル代表が出場する女子サッカーではU-23カテゴリーが存在しないため、フル代表に次ぐカテゴリーの世界大会となっている。2002年から西暦の偶数年、2年おきに行われている。現在は各地域から16カ国が参加し、これまで開催された8大会のうち、ドイツとアメリカが3回優勝、北朝鮮が2回と優勝経験があるのはこの3カ国のみである。

日本は過去8大会のうち5大会に出場しており、決勝進出を決めたことはまだなく、最高は3位(2回)である。アジアにおいては常に高いレベルをキープしているが、少ないアジアの出場枠に対し、中国、北朝鮮、オーストラリア、韓国など拮抗する実力を持つ国が多く参加するため、アジア予選通過は簡単ではない。今大会の代表チームも絶対の優勝候補とまでは言えないものの、優勝しても決して不思議ではないチームだ。U-17女子W杯で優勝と準優勝という実績を誇り、フル代表にも選出された経験を持つ長野風花を中心に、初の世界制覇を目指す。

今大会は来年の女子W杯、そして20年の東京五輪で活躍する選手も多く出場することになるだろう。今、なでしこジャパンのエースとして君臨している岩渕真奈も2010年大会で活躍した翌年、ドイツで開催された女子W杯で優勝を経験している。東京五輪で輝く、なでしこの新しいスターを探すという意味でも要注目の大会と言って良いだろう。