五輪のピッチで上田綺世はいかにゴールを奪うか。「潰されることもあるけど、それ以上に僕は――」

五輪のピッチで上田綺世はいかにゴールを奪うか。「潰されることもあるけど、それ以上に僕は――」

2021.6.23 ・ 日本代表

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 東京五輪に挑むメンバーに選ばれた上田綺世は、「ホッとしています」と安堵する一方で、「これがゴールじゃないですし、むしろスタートラインだと思っています」と気持ちを引き締める。


 チームが目指すのは金メダル。「それに向かうひとりとして、自分の責任を全うしたい」。


 多くの同世代の選手たちと競い合い、五輪への切符を手にした。惜しくも選外となった同志がいる。「その選手たちの想いも背負って戦いたい」と言葉に力をこめる。「選ばれたからには責任がありますし、日本を背負う、オリンピックの日本代表として戦うということはどういうことなのかを自覚して」ピッチに立つつもりだ。


 国内外を問わず、大きな大会に臨む時、上田はいつもどのような心境でいるのか。


「それぞれいろんな選手に役割があって、それが僕にとっては点を取ることだったり、チームを勝たせるきっかけを作ることだと思っています」


 自らに求められるタスクをしっかりとこなせるよう、神経を研ぎ澄ます。


「大会に挑むにあたって、自分に自信をつけていきたいので、自分に何があって、何をどういうふうに表現したらいいのかを常に考えています」


 右足の一振りで突き刺す。滞空時間の長いヘッドで叩き込む。力感溢れるフィニッシュが魅力だが、トラップでどこにボールを置くか、どのタイミングで抜け出すかなど、一つひとつのプレーを緻密に考えてゴールへの道筋をつけるストライカーは、国際舞台でいかなる戦いを描いているのか。

 「外国人の選手は強くて、デカくて、というイメージがありますが、逆に日本人よりも隙が多かったり、連係ができていなかったりというところがある。


 潰されることも多々ありますけど、それ以上に僕は、背後への動きだったり、相手の隙を狙ってということでチャンスを作れると思っています。継続してそこを狙い続ける、相手を常に見て、準備し続けることが必要なんじゃないかなと」


 何度も倒されても、何度でも立ち上がり、チームを勝利に導くゴールを貪欲に狙い続ける。得点源として、かかる期待は特大だ。それに応えるだけの実力も、覚悟もある。五輪に懸ける想いは強い。「それをプレーと結果で示したい」と意気軒昂だ。


取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)



 

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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