「本物のボスの振る舞いだった」遠藤航の“大物ぶり”をシュツットガルト指揮官が絶賛! 地元紙記者も驚嘆

「本物のボスの振る舞いだった」遠藤航の“大物ぶり”をシュツットガルト指揮官が絶賛! 地元紙記者も驚嘆

2021.5.18 ・ 海外サッカー

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 現地時間5月15日、ブンデスリーガ第33節が行なわれ、遠藤航が所属するシュツットガルトは、アウェーでボルシアMGと対戦し、2-1で勝利を収めた。


 この試合で貴重な同点弾を叩き込んだのが、ボランチの一角で開幕から33試合連続の先発を飾った遠藤だ。0-1のビハインドで迎えた72分、味方からのパスをペナルティエリア手前で受けると、敵のタックルをかわして反転し、豪快なミドルシュートをネットに突き刺してみせた。


 これで勢いに乗ったシュツットガルトは、さらに77分にサーシャ・カライジッチが勝ち越しゴールを決め、鮮やかな逆転勝利を飾った。


 現地紙『Stuttgarter Zeitung』のフィリップ・マイセル記者は、「この勝利は決して予想されていたものではなかった」と綴り、さらに「それが可能になったのは、ワタル・エンドウが大きく関係している。キャプテンであり、寡黙なサムライであり、夢のゴールを決めた人物だ」と評した。


 そして、この試合で72分に生まれた遠藤のゴールシーンをこう振り返っている。

 「エンドウがいかに寡黙で冷静な性格であるかを端的に示すシーンがあるとすれば、それはまさにこの日のゴールシーンだった。試合を振り出しに戻す、夢のような豪快なミドルシュートを決め、Vfbのファンは彼を『日本のメッシ』と称えた。


 しかし、彼は多くのサッカー選手のように歓声を上げることもなく、ジャージを引き裂くこともなく、副審をちらっと見ただけだった。副審が旗を上げないことを確認した彼は全く動じることなく己の仕事に戻ろうとした。もちろん、同僚はそうはさせまいと祝福の輪でもみくちゃにしたのだが」


 この時の振る舞いについて、遠藤を”発掘した”同クラブのスベン・ミスリンタートSDは「あれはまるでボスの振る舞いだった」と驚きを露わにしていたという。


 ちなみに、遠藤はこの試合でイエローカードを1枚提示され、累積警告で最終節に出場することは叶わなくなった。このことについて、ペッレグリーノ・マタラッツォ監督は「彼が1週間早くバケーションに入るためにイエローカードをもらったとは思えないよ。最終節まで我々と一緒にホテルに泊まることになるだろう(笑)」とジョークを交えて語ったそうだ。

  一足早く“最終節”を迎えた遠藤だが、初のブンデスリーガのシーズンでこれまで全33試合に先発。交代したバイエルン戦の13分を除いてフル出場を続けている。同紙によればシュツットガルトではこれだけ出場を続けた選手は珍しいそうだ。


 マタラッツオ監督は「彼は信じられないようなシーズンを過ごした。試合ごとに素晴らしいパフォーマンスと実力を発揮し、中盤の要であり、信じられないほど多くの敵のチャンスを潰した。とても感謝している」と述べたという。

  この試合をデータ面から分析すると、遠藤が放ったシュートは、この試合でゴールに繋がった1本のみ。また、20回のデュエルを制し(全33回中、勝率60.51%)、シーズンの通算デュエル勝利数は476回と、依然としてブンデスリーガのトップ。ただ最終節に出場は叶わないが、ビーレフェルトのファビアン・クロス(442回)、アウクスブルクのダニエル・カリジューリ(420回)を大幅に上回っており、トップの座は揺るがないと見られる。


 また、パス成功率は80%(50本中40本成功)、総走行距離は11.31kmで、両チーム通じて3番目の運動量を記録したという。


 驚くべき働きを見せた日本人MFについて、マイセル記者は、このように綴っている。


「中盤をまとめ、攻撃の起点となり、ディフェンスラインを守り、要するに彼は、フィールド上の絶対的なボスだった。あるいは、マタラッツォが言ったように、『我々のトップボーイ』。文句なしのマン・オブ・ザ・マッチだ」


構成●サッカーダイジェストWeb編集部

記事提供:サッカーダイジェストWEB

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